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Philips、STB向けの衛星放送用新シリコンチューナ


3月9日(現地)発表


 Royal Philips Electronicsは、衛星放送受信向けのシリコンチューナチップ「TDA8262」および「TDA8263」を発表した。対応チャンネルデコーダ「TDA10086」とあわせ、2004年第2四半期に量産を開始する。

 STB、テレビキャプチャカード、デジタルテレビなどに向けたチューナIC。DVB-S、DSSを含むすべてのデジタル衛星受信標準方式に対応している。RF信号の直接変換機能、内蔵型オシレータ、プログラマブル・ベースバンドフィルタンリグなどもIC化している。

 TDA8262は、TDA8263の基本機能に加え、レコーダは2本目のチャンネルを動作させるRFループを追加。消費電力も大幅に削減している。パッケージは5×5mm。

 米Strategy Analiticsによると、2008年までにシリコンチューナ内蔵のSTBが北米で3,600万台、欧州で3,900万台に達するという。アジアでの市場規模は2008年に現在の10倍に拡大し、3,700万台以上になると予測している。

□Philipsのホームページ(英文)
http://www.philips.com/
□ニュースリリース(Philips Semiconductors、英文)
http://www.semiconductors.philips.com/news/content/file_1052.html

(2004年3月12日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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