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シャープ株式会社は17日、同社従来比65%の小型化、78%の薄型化を実現した2.4GHz帯無線動画伝送モジュール「DC2F1AZ073」を開発したと発表した。サンプル出荷は5月から開始され、量産開始時期は7月。サンプル価格は送受信機のペアで31,500円(税込み)。 従来モデルの「DC2F1AZ056」では、3チップで構成していたベースバンド処理回路、映像処理コントローラ、システムマイコンを1チップのLSIに統合。送信モジュールの外形寸法は92×60×9mm(縦×横×厚み)から80×58×7mm(同)となり、約65%の小型化を実現した。さらに、無線部分を基板上に直接実装することで、厚みも78%に薄型化している。これにより、液晶テレビなどへの組み込みが容易になるという。 主回路ブロックを1チップにまとめたことで、低消費電力化も実現。送信時は4Wから3.8Wへ、受信時は3.2Wから2.8Wに低減している。 さらに、受信データのエラー訂正機能を内蔵。データパケット再送機能も内蔵しており、MPEG動画のブロックノイズを抑えた高画質な無線伝送ができるという。なお、無線部の伝送速度は最大11Mbps。データスループットは6.7Mbps。 また、同じ2.4GHz帯を用いる電子レンジなどからの妨害電波を事前に検出するソフトウェアも搭載。妨害電波の少ない通信チャンネルを選択、利用できるようになった。さらに、リモコンスルー機能も用意。入力した操作信号を送・受信機の間でやり取りできる。
□シャープのホームページ
(2004年3月17日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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