松下、地上デジタルチューナを接続できる車載用テレビ －後席用ディスプレイへの別ソース出力も可能

TR-M110W-K

4月9日発売 標準価格 ： 59,500円(税別)から 連絡先 ： お客様ご相談センター Tel.0120-878-365 Tel.06-6907-1187

　松下電器産業株式会社は、業界初の地上デジタルチューナ接続可能なタイプを含む車載用液晶テレビ/モニター「VIGIN(ビギン)」シリーズ5機種を4月9日に発売する。価格は下表の通り。

■ TR-T70W3/T90W3

左からTR-T70W3、TR-T90W3

　ダイバーシティ回路内蔵の地上アナログチューナを搭載する液晶テレビ。パネルは解像度480×234ドットのTFTで、背面に40mmの丸型スピーカーを1個搭載する。チューナユニットにはAV入力×2系統、カメラ映像入力×1を装備。T90W3のみディスプレイ部にヘッドフォン端子を備えている。

　特徴は、専用の車載型地上デジタルチューナ「地上デジタルチューナーアダプター」を接続できること。チューナは2005年頃の発売を予定し、専用DINコネクタを採用した専用ケーブルで、ワンタッチで接続できるとしている。

　また、後席用ディスプレイを増設するための「拡張AV出力」を装備。2台目のディスプレイには前席と同じ映像に加え、別の映像ソースを独立して出力できる。前席でカーナビ、後席でDVDビデオなどの切替が可能。FMトランスミッタも内蔵する。T90W3には、画面をオフにした状態で拡張AV機能を利用できる「画面オフ」機能も搭載している。

　そのほか、受信チャンネルを自動的に記憶する「オートメモリー機能」、電波状態が悪いときに音声ノイズをカットする「音声ミュート回路」などを搭載している。

　ディスプレイ部の外形寸法は、T70W3が196×26×114mm(幅×奥行き×高さ)、T90W3が246×26.5×142mm(同)。重量は430g、670g。

　チューナユニット部は共通で、外形寸法160.6×138×37.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量635gとなっている。ワイヤレスリモコンも付属する。

■ TR-M70WS3/M90WS3

TR-M70WS3、TR-M90WS3

　解像度480×234ドットのTFTパネルを採用したチューナレスタイプのディスプレイ。T70W3/T90W3との主な違いは、チューナユニットを小型のハイダウェイに変更したこと。ハイダウェイにはAV入出力を各1系統備えている。ハイダウェイの外形寸法および重量は、126.5×53×30mm(幅×奥行き×高さ)、230g。

　ディスプレイ部の外形寸法はT70W3/T90W3と共通。ただし、背面スピーカーやヘッドフォン端子は装備していない。また、拡張AV端子、画面オフ機能、FMトランスミッタも非搭載。リモコンも付属しない。

■ TR-M110W-K

　11V型の854×480ドットパネルを搭載する最上位モデル。テレビチューナは搭載せず、映像入力としてD2×1、コンポジット×2、音声入力×2、オーディオ出力、アナログRGB入力を備えたハイダウェイユニットが付属する。

　T70W3/T90W3と同じく、拡張AV出力、FMトランスミッタ、ヘッドフォン端子を搭載。ただし、背面スピーカーや画面オフ機能は装備していない。

　ディスプレイ部の外形寸法は、302×41.5×195mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,4kg。ハイダウェイの外形寸法および重量は、161×138×138mm(同)、610g。ワイヤレスリモコンが付属する。

(2004年3月19日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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