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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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NECエレクトロニクス株式会社は22日、DVDレコーダ向けのバックエンド処理LSI「μPD61181」の販売活動を開始したと発表した。サンプル価格は1万円。10月から量産を開始し、2005年4月には月産50万個の量産規模を計画している。 μPD61181は、動画・音声データの圧縮・伸長機能、静止画・動画の出力機能、演算機能などを統合したシステムLSI。従来は8チップで構成したDVDレコーダのバックエンド処理を1チップで行ない、外付けメモリもDDR-SDRAM(DDR333)を採用したことにより、メモリアクセスを1系統に統合している。 具体的には、3次元Y/C分離機能付きのビデオデコーダ「μPD64011B」、DVカメラの入力が可能なIEEE 1394 Linkレイヤコントローラ「μPD72893B」、デジタル放送の受信とDVD録画・再生を行なう「μPD61171」などの機能を集積した。 高画質での記録に加え、主要なデジタル放送規格に対応し、IEEE 1394 PHY LSIチップを介するだけでSD-VCR規格(DV)、MPEG-TSの入力が可能になるという。また、DVデコーダも内蔵する。 CPUはRISCコア2個を搭載。MIPS32アーキテクチャを採用し、処理速度は1CPUあたり225MIPS(178MHz動作時)。パッケージは27mm角の449ピンのプラスチックBGA。また、ATAインターフェイスを2系統搭載し、最大4台までのドライブを接続できる。 7つのグラフィックスプレーン、アルファブレンディング、出力映像の拡大縮小が可能なスケーラも搭載。プログレッシブ出力にも対応している。ファミリにはDVDオーディオ、CPPM、DTCP対応品もラインナップする。 同社のDVDレコーダ向けシステムLSIは東芝と共同開発しており、東芝製「RDシリーズ」の2003年秋モデルから全面採用されている。NECでは、「操作性、機能性の大幅な向上に貢献した」としている。 □NECエレクトロニクスのホームページ [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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