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ブリヂストン、世界初のPDP用フィルムタイプフィルターを開発
-年末の需要増を見越し、月産能力を倍増


3月22日発表


 株式会社ブリヂストンは22日、フィルムタイプのプラズマテレビ用フィルターを世界で初めて量産化に成功したと発表した。

 プラズマテレビ用のフィルターには、外光の映り込みの防止、3原色の純度の向上、電磁波や近赤外線の遮断といった機能がある。従来、数種類のフィルムをガラス基板に貼り付けていたが、各機能を3層のフィルムに集約し、ガラス基板なしで張り合わせることで、独立したフィルムタイプのフィルターとした。独自の精密塗工技術と材料設計技術を用いたという。量産化は世界初としている。

 同社の磐田製造所(静岡県磐田市)は、アテネ五輪や景気回復による今年末の需要増を見込み、7月に生産能力を月産5万枚から10万枚に引き上げる。各種機能フィルムの精密塗工から張り合わせまでを一貫して行なうことで、品質と安定供給を維持するとしている。

 同社のプラズマテレビ用フィルターの世界シェアは現在20%弱。2007年には30%以上を見込んでいる。

□ブリヂストンのホームページ
http://www.bridgestone.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.bridgestone.co.jp/news/c_040322.htm

(2004年3月23日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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