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3月25日発表
富士写真フイルム株式会社は25日、米国の持株会社フジフイルム アメリカを通じて、有機ELディスプレイ事業の米Vitex Systemsに対し、1,750万ドルを出資したと発表した。 Vitex Systemsは、有機ELディスプレイの製品寿命を左右する薄膜封止技術(encapsulation)の基本技術を保有。「酸素、水分の透過を防止する超高バリアー性薄膜」に関する基本技術を、有機ELディスプレイの発光層の封止システムとして事業化することを計画している。 また、同技術を応用することで、有機ELディスプレイ向けの「超高バリアー性フィルム基板」が実現可能となる。現在の有機ELディスプレイはガラス基板を使用しているが、この技術によりフレキシブル有機EL用ディスプレイ基板の開発を目指している。 富士フイルムでは、これらのVitex Systems独自技術に注目し出資を決定。富士フイルムの有機合成技術、超精密薄膜形成技術などを活かして共同研究を進め、有機ELディスプレイ材料分野での事業化の実現を追求するとしている。
□富士フイルムのホームページ (2004年3月25日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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