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パイオニア、電子ビーム採用の光ディスク用マスク製造装置
-12cm片面に50GB以上、ブルーレイディスクなどに対応


4月2日発表

 パイオニア株式会社と株式会社パイオニアFAは2日、記録ビームに電子線を採用した光ディスク原盤製作機「高精度電子ビームレコーダー」を共同開発したと発表した。従来より微細な加工が可能で、12cmディスク片面に50GB以上の記録が可能。4月上旬よりパイオニアFAが販売を開始する。

高精度電子ビームレコーダー

 発表されたのは、光ディスクの原盤(マスク)製作時に用いられる装置で、レーザービームの光源に従来のUV(紫外線)やDeep-UV(遠紫外線)ではなく、電子線を採用したのが特徴。従来より微細な加工が可能とし、再生専用ブルーレイディスクなどの原盤製作に応用できるという。ビーム径は80nm。

 パイオニアでは、'93年より基礎研究を開始。レーザーディスクの開発以来、蓄積した高精度記録位置制御技術を投入し、記録位置精度も高いという。また、ディスクリートトラックメディアやパターンドメディアなど、将来有望視される技術にも対応できるとしている。

従来のレーザービームレコーダーのピット(左)と高精度電子ビームレコーダーのピット(右)

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release435-j.html

(2004年4月2日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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