◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
テイツー、秋葉原に大型の古書店とネットカフェを同時開店
-「マクロス ゼロ」の河森監督と声優陣が記念イベント


4月17日開催


 株式会社テイツーは、4月15日に東京・秋葉原電気街の中央通沿いにインターネットカフェ「アイ・カフェ」と、古本や中古のDVD、ゲームソフトなどを取り扱う「古本市場」を同時オープン。17日には開店を記念し、OVA「マクロス ゼロ」の河森正治監督と出演声優を招いてトークショーを開催した。

 新店舗のアイ・カフェ/古本市場 AKIBA PLACE店は、中央通沿いの元T-ZONE. AKIBA PLACEビルの5階から8階までのスペースに展開。古本市場が5、6階、アイ・カフェが7、8階を占めている。マクロス ゼロのトークショーは8階の特設会場で行なわれた。


■ 人類種の起源と幸せに迫ったアニメ

マクロス ゼロ 第1巻
(c)2002 ビックウエスト/マクロスゼロ製作委員会

 マクロス ゼロは、20年以上続く人気シリーズ「マクロス」の最新作で、TV版「超時空要塞マクロス」の前史を描いた作品。未開の島・マヤンに流れ着いた統合軍のエースパイロット・工藤シンと、島で暮らす不思議な能力を持ったノーム姉妹の交流を軸に、自然、文化、戦争の関わりと、人類種の起源を探る意欲作。もちろん、「人型に変形する戦闘機」、「歌の力」、「男女の3角関係」という「マクロス3大要素」も継承している。

 シリーズは全5話で、DVDはバンダイビジュアルから3巻までリリース済み。第4巻は5月28日に発売される。3DCGを多様した戦闘シーンや、ドルビーデジタル5.1chのサラウンド音声を収録するなど、AV的にも魅力的な作品になっている。

 イベントに出席したのは、河森正治監督と、サラ・ノーム役の小林沙苗さん、マオ・ノーム役の南里侑香さんの3人。作品の取材でタイやマレーシアの島々に2度足を運んだという河森監督は、ジャングルの散策やナイトダイビングの経験を通じて、「未開の自然が持つ美しさ、人々の純粋さなどを強く感じた」という。

簡単に人を殺せるほどの毒矢を持ちながら、絶対に戦わない種族の話など、取材での体験談を語る河森監督 サラ・ノーム役の小林沙苗さん。自身にも妹がいるため、南里侑香さんとのコンビは違和感無く演じられたという 残念ながら4巻ではあまり出番の無かったマオ・ノーム役の南里侑香さん。最終巻ではシンを巡る姉との3角関係で、ドキドキするシーンも沢山あるとのこと

 監督が感動したという情景は、先行上映された第4巻の中でも多く描かれており、戦闘機や戦争といった文明の対比として、森を埋め尽くす蛍の群れなど、美しい自然のシーンが効果的に使われている。

 質問コーナーでは「自然と共に生きる原始的な暮らしと、便利だが戦争なども生み出した文明的な暮らしのどちらに、キャラクター達の幸せがあるのか?」など、作品の根幹に関わる質問も飛び出し、河森監督は「私自身、取材で自然の素晴らしさに感動しながら、戦闘機やロボットが大好きで、アニメの中で様々なメカを動かしている。非常に難しい問題だ」と話した。文明的なシンに惹かれるノーム姉妹が、どちらの生活を選ぶのか、第5巻で描かれる結末にも注目したい。

5月28日に発売される第4巻の先行上映も行なわれた イベントの最後には出席者のサイン入り色紙が抽選でプレゼントされた

□マクロス ゼロのホームページ
http://www.bandaivisual.co.jp/macrosszero/
□DVD第4巻の製品情報
http://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCBA-1335


■ 秋葉原に健康的で快適な空間を

アイ・カフェ/古本市場 AKIBA PLACE店

 トークショーの冒頭、挨拶に立ったテイツーの大橋康宏取締役は、「古本市場では20万冊を超える本、1万枚のDVD、3万枚のCDを用意した。アイ・カフェでは空間を広く使い、ゆったりとしたスペースでくつろげるようになっている。また、座席にフル・フラットシートやマッサージチェアを導入。飲み物も様々な種類を用意しているので、ぜひここで疲れを取って、楽しんでいただきたい」と、同店舗の魅力を語った。

 なお、古本市場の営業時間は午前10時から午後10時まで。アイ・カフェは24時間、年中無休で営業している。座席数は165席。なお、アイ・カフェはWebブラウジングやネットワークゲームコーナーだけでなく、5万冊のコミック、200種類のマガジン、新聞なども用意。

 個室ではテレビゲーム、テレビ鑑賞、ビジネス用にも使えるプリンタなども完備するほか、プラズマテレビとサラウンドスピーカーを設置したシアタールームや、シャワールームも設置されている。なお、アイ・カフェは会員制となっており、利用時には会員登録が必要(会費105円、オープンキャンペーン中は無料)。ただし、登録せずに利用できるオープンスペースも用意している。

大橋取締役 アイ・カフェの座席数は全165席 リクライニングチェアやマッサージチェア、ペアシートなどが入った個室も用意する

5万冊のコミック、200種類のマガジン、新聞などが自由に読める ネットワークゲームコーナーではハイスペックなPCを設置 飲食類は、木戸間正広シェフプロデュースによる、自然と健康をテーマにしたメニューも用意


□テイツーのホームページ
http://www.tay2.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.tay2.co.jp/ir/pdf/press_20040415.pdf
□古本市場のホームページ
http://www.ubook.co.jp/
□アイ・カフェのホームページ
http://www.i-cafe.ne.jp/

(2004年4月19日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.