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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社デノンは、HDMIによるマルチチャンネルオーディオ出力に初めて対応したユニバーサルプレーヤーなど、3モデルのプレーヤー新製品を発表した。 ランナップは、7月下旬発売の「DVD-3910」(標準価格168,000円)、8月中旬発売の「DVD-2910」(同94,290円)、8月下旬発売の「DVD-1910」(同46,200円)。
■ DVD-3910
216MHz/12bitの映像DAコンバータを搭載したユニバーサルプレーヤー。SACD、DVDオーディオ、DVDビデオなどの再生に対応している。CD-R/RWに記録したMP3/WMA/JPEGの再生も可能。 業界初のマルチチャンネルオーディオ対応HDMII出力端子を装備し、2ch/マルチ(NORMAL)/マルチ(LPCM)の3種類の音声をデジタル出力できる。さらにHDCP対応DVI-D出力×1、DENON LINK×1、i.LINK×1も備える。 HDMIケーブル1本でデジタルRGBまたはコンポーネント、マルチチャンネル音声を伝送できるが、デジタル音声の再生は、出力先のディスプレイのHDM入力が、マルチチャンネル音声に対応している必要がある。また、CPPMで保護されたDVDオーディオの映像と音声はHDMIから出力できない。 HDMIおよびDVIには、480pを720pや1080iにアップコンバートするビデオスケーリング機能も採用。HDMIとDVIは、前面パネル、またはリモコンで切り替えができる。 ビデオ回路には、高画質技術「D.D.V.C.(Dual Discrete Video Circuit)」を導入。コンポジット/S映像ブロック回路とコンポーネントブロック回路を独立させ、さらにビデオエンコーダもそれぞれに用意し、デュアルDAC構成とした。また、ビデオ、オーディオ、デジタルのそれぞれのブロックを回路構成、基板、電源レベルで独立させている。 2003年9月発売の上位機種「DVD-A11」に続き、ファロージャ製のプログレッシブコンバータを採用。高い検出能力と処理能力をもち、DCDiがビデオ素材のジャギーも補正するという。また、D/A 変換後のビデオ信号で不要帯域信号成分を遮断する「スーパーサブエイリアスフィルター」、ビデオノイズ成分を不要帯域に追いやる「NSV(ノイズ・シェーピング・ビデオ)技術」も継承している。 画質調整用に新開発のビデオ・エンハンサー技術「DPI(DENON Pixel Image Correction)コレクション」を搭載。DPIコレクション用の機能に加え、コントラスト、シャープネス、白レベル、クロマレベル、ノイズリダクション、ガンマなど計13項目の調整が行なえる。設定の組み合わせは5種類まで保存可能。 オーディオ面では、独自のアナログ波形再現技術「AL24 Processing Plus」を全チャンネルに装備。全チャンネルで24bit相当の解像度を実現している。また、映像出力、デジタル出力、ディスプレイのON/OFFを切り替える「ピュアダイレクトモード」も搭載。バスコントロール、スピーカーコンフィギュレーション、ディレイタイムの各設定も可能にしている。 同社オリジナル設計のドライブメカニズムを採用し、3相ブラシレス・スピンドルモーターのシャフトを短くすることで、高速回転時の振動やゆれによる共振や、ディスクの重心による内部共振を抑えたという。筐体は各ブロック間をシールドした3ブロック構造。さらにボトムカバーに2層の防振構造を採用するなど「徹底した防振構造を採用した」としている。 HDMI以外の出力端子は、DVI-D(HDCP対応)、コンポーネント、D2、S映像、コンポジット、光デジタル音声、同軸デジタル音声、アナログ音声出力を各1系統搭載。5.1chアナログ出力も備えている。外形寸法は434×403×137mm(幅×奥行き×高さ)、重量は9.3kg。
■ DVD-2910
DVD-3910から、DENON LINK、i.LINKを省略した216MHz/12bitのユニバーサルプレーヤー。マルチチャンネル音声対応のHDMIや、HDCP対応DVI-Dは受け継いでいる。 また、D.D.V.C、ファロージャ製プログレッシブコンバーター、スーパーサブエイリアスフィルター、NSV技術、独自ドライブメカニズムといった特徴は継承する。
HDMI、DVI-D、コンポーネント、D2、S映像、コンポジット、同軸デジタル音声、光デジタル音声、アナログ音声、5.1chアナログ音声の各出力端子を装備。外形寸法および重量は、434×322×101mm(幅×奥行き×高さ)、5.5kg。
■ DVD-1910
最大の特徴は、このクラスには珍しいHDCP対応DVI-D出力を備えていること。720p/1080iへのアップコンバートも行なえる。映像DACは54MHzで、ファロージャ製プログレッシブコンバータによるプログレッシブ出力が行なえる。音声DACは192kHz/24bit。 DVI-D出力以外に、D2、S映像、コンポジット、同軸デジタル音声、光デジタル音声、アナログ音声の各出力端子を装備。外形寸法は435×220×75mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.1kg。 http://denon.jp/ □ニュースリリース http://denon.jp/company/release/dvdx910.html □関連記事 【2003年11月17日】デノン、ピュア・プログレッシブ回路搭載ユニバーサルプレーヤー http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031117/denon.htm 【2003年7月18日】デノン、66,000円のユニバーサルプレーヤー「DVD-1400-N」 -DVDオーディオ/SACD、DVDやCDに記録したMP3/WMAを再生可能 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030718/denon.htm 【2003年2月17日】デノン、SACD/DVDオーディオ対応のDVDプレーヤー -「ピュア・プログレッシブ回路」などを搭載 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030217/denon.htm (2004年7月15日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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