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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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DivXNetworksは22日、動画圧縮コーデックの新バージョン「DivX 5.2」について都内で記者会見を開催した。来日したShahi Ghanem社長が新バージョンの解説を行ない、家電市場への展開などを述べた。また、カノープス株式会社、サイバーリンク株式会社、ホロン株式会社、ロキシオ・ジャパン株式会社といった国内パートナー企業が、自社のDivX搭載製品を紹介した。
新バージョン「DivX 5.2」は、無償の「DivX 5.2 for Windows」と、19.99ドルの有償版「DivX Pro 5.2 for Windows」が用意され、DivX Proには試用期間6カ月の体験版もダウンロードできる。なお、Proにはエンコーディングユーティリティ「EKG」や、エンコーダーフィードバックウィンドウなども添付されている。
また、従来バージョンより圧縮率と画質を向上させたとし、「Microsoft Windows Media 9に比べ、画質で30%、圧縮速度で300%上回っている」(Shahi Ghanem社長)という。 さらに5.2からは日本語、仏語、独語のローカライズバージョンが用意される。公式サイトも日本語表示に対応。日本市場への注力は「成長著しいアジアの中でも特に日本は伸張している」(同)ことを受けたものだという。Shahi社長によると、全世界のDivXユーザーは1億3,000万人以上で、アジアはそのうちの20%を占有。そのほかの割合は、北米32%、欧州42%、豪州2%、南米2%、アフリカ2%となっている。
高画質化・高圧縮率化については、適応シングル/マルチプル連続Bフレーム方式やマルチプル量子化マトリックスの採用、ビットレート計算機能の組み込みファーストモードの付加などで実現したという。 なお、「WMV9より30%高画質」という説明の根拠として、Shahi社長は「シグナルtoノイズレシオという考えを用いている。あるサンプルを圧縮した際のノイズの量を比較した結果」と説明した。 家電市場への展開については、「DivX Ecosystem」という名称で、PCと家電の相互接続性、セキュリティをアピールしていくという。現在、DivX認証を受けた対応機種が世界で100以上販売されており、250万台が出荷された。2004年は2,000万台以上を見込む。 会場では、KiSSやPhilipsのDivX対応DVDプレーヤー(どちらも国外で発売済み)を用いて、PCとの再生互換性をアピールした。一例として、「Dr.DivX」でのファイル作成や、ネットワークに接続していない状態での認証再生などをデモ。DivX対応DVDプレーヤーによる画質や、DRM(Digital Rights Managementシステム)の優位性を解説し、とりわけDivX認証を受けた機器だけがDivX対応コンテンツを再生できることを強調した。
また、パートナー企業として挨拶に立ったホロンの脇坂龍治社長は、DivX PRO 5.2に対応予定のエンコーダパッケージ「DivX PRO Video Encoder Pack 2」を今秋発売することを明らかにした。予価は9,800円。 DivX Pro 5.0.5を採用する「DivX PRO Video Encoder Pack for Windows」(2003年9月発売)の新バージョンで、5.2への対応に加え、UIを変更し、DVDビデオフォーマットの入力をサポート。さらにストーリーボード形式によるビデオ編集機能を追加する。 脇坂社長は「日本のユーザーは欧米に比べて先進的で、高画質を求める印象がある。当初、『誰がこれを買うのだろう』と心配しながら発売したDivX Pro Video Encoder Packだが、売上は好調。ユーザーのDivXに寄せる信頼がわかった」とコメントした。
カノープスのコンシューマー事業本部長、中田潤氏は「XPack2」などで採用したMPEG-2からDivXへの追いかけ変換(Following Transcode)を紹介。「非常に好評をいただいており、キャプチャカードと共に売れている」という。また、6月に発売したDivX対応変換ソフト「かんたん換太郎 Pro」も説明。「DivXとは古くからの関係がある。これからも一緒にやっていきたい」とまとめた。 また、サイバーリンクマーケティング部の田中雅人マネージャーは、DVDオーサリングソフト「PowerProducer 2 GOLD DOUBLE LAYER」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector 3」、DVD再生ソフト「PowerDVD 5 デジタル放送対応版」の3本について、DivX 5.2に対応した新バージョンの公開を示唆した。それぞれ8月上旬よりダウンロード販売を開始する見込み。 ロキシオの笠原健司社長は、6月に発売した統合ソフト「EASY MEDIA CREATOR 7」のうち、「EASYビデオクリエーター」などでDivXの出力機能を搭載したと説明した。
□DivXNetworksのホームページ(英文) (2004年7月22日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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