◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
マクセル、製造者コード不当使用の海外製DVD-Rを警告
-「DVD-Rの信頼を揺るがすもの、対応策を進捗させている」


9月2日発表

 日立マクセル株式会社は2日、同社の製造者認識コードを不当に用いたDVD-Rが市中に出回っていると警告を発した。海外生産品に同社のコードを利用したものがあるが、同社では「マクセルブランドのディスクはすべて日本製」とし、不当な海外製品について購入しないよう注意を喚起している。

 記録型DVDメディアの製造者認識コードは、メディアメーカーとドライブメーカーでとりきめたもので、ディスクに記されている。ドライブは、読み取ったコードをもとに、メディアの特性に沿った記録を行なう。これにより、互換性と記録品質を維持している。

 マクセルによると、問題のDVD-Rは、同社の等倍速DVD-Rと同じコードを無断で使用し、なおかつ「1~4倍速」の表記で販売されている。そのため、規格に定められた品質に達しておらず、同社が評価した結果「記録できない、再生できないなどのトラブルが発生する」という。

 また、ライティングソフトの製造メーカーに「Maxell」と表示されることもあり、「コードから対応するメーカー名を表示させているだけであり、実際には自社製品ではない」と困惑している。

 同様の問題が太陽誘電製メディア(That'sブランド)でも起きている。太陽誘電が7月に発表したもので、ある海外メーカー品が太陽誘電のOEM品として製造・販売されていることを告知している。

 マクセル、太陽誘電の2社は、「製造者コードの不当使用はDVD-Rディスクそのものの信頼を損なうもの」と強く非難している。太陽誘電は当時「断固とした対応を行なう」と発表。マクセルも「すでに対応策を進捗させている」としている。

□マクセルのホームページ
http://www.maxell.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.maxell.co.jp/company/news/2004/040902.html
□That's(スタートラボ)のホームページ
http://startlab.co.jp/
□ニュースリリース
http://startlab.co.jp/info_040729.htm
□関連記事
【2003年6月23日】マクセル、不正ID使用のDVD-Rメディアに抗議
-表記の「2倍速記録」に対応せず
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030623/maxell.htm

(2004年9月3日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00


Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.