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松下、HDMI端子を搭載したDVDプレーヤーとデジタルAVアンプ
-DVDオーディオの5.1ch音声もHDMI伝送可能


SA-XR70
10月15日より順次発売

標準価格:オープンプライス

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 松下電器産業株式会社は、HDMI端子を備えたシアターシステムとして、DVDプレーヤー「DVD-S97」とデジタルAVアンプ「SA-XR70」を発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格と発売日は、DVD-S97が5万円前後で10月15日、SA-XR70が75,000円前後で12月1日。

 HDMI端子を備えた同社のプラズマテレビ「ビエラPX300」シリーズなどと組み合わせることで、1本のケーブルで簡単に各コンポーネントを接続可能。DVDオーディオの5.1ch音声もHDMIで伝送でき、同社は「簡単接続で、音声や映像を劣化なく伝送できるシアターシステムとして提案していく」という。


■DVD-S97

DVD-S97

 HDMI規格Ver.1.1に準拠し、DVDオーディオの5.1ch出力にも対応したDVDプレーヤー。ファロージャ製のDCDi回路を内蔵するほか、独自の「4:4:4カラーアップサンプリング」技術も採用。480iの映像を1,080i、または720pにアップコンバートしてHDMIから出力できる。なお、2mのHDMIケーブルも同梱している。

 映像用に216MHz/11bitのDACを採用し、ノイズの低減と解像感の向上を図っている。ほかにも、画像の背景部分に出るザラザラしたノイズを抑える「デプス エンハンサー」や「ブロックNR」、「モスキートNR」、「3次元NR」などを搭載する。

付属のリモコン

 ドライブ部はDVDビデオに加え、DVD-R、DVDオーディオ、ビデオCD、HDCDなどの再生に対応。CD-R/RWに収録したMP3/WMA/JPEGファイルの再生もサポートする。さらに、同社のMPEG-4カメラ「D-snap」や、DVDレコーダ「DIGA」などで録画したMPEG-4ファイルの再生にも対応している。

 音声面では、リニアPCM音声や圧縮音声ファイルなどの音質を補完する「マルチ リ.マスター」機能を搭載。リニアPCMに対しては±6dBのレベル調整も可能で、好みに応じた設定をユーザーモードへ登録できる。音声用DACは192MHz/24bit。ドルビープロロジック II回路も備えている。

 電源部はAC電源から混入する電源ノイズを抑えるという「バーチャルバッテリー電源回路」や高音質電解コンデンサを搭載。

 ほかにも、映像をテレビのフル画面にフィットさせる「ぴったりズーム機能」や、1.1~1.4倍速の早見/早聞き、0.6倍~0.9倍速の遅見/遅聞き機能、字幕の輝度調節機能などが利用可能。他社製のテレビも操作できるマルチブランドリモコンが付属する。

 HDMI端子は出力を1系統装備。映像出力はD2、コンポーネント、コンポジット、S映像を各1系統用意。音声出力はアナログステレオと、アナログ5.1ch、光デジタル、同軸デジタルを各1系統備える。外形寸法は430×249×59mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.5kg。


■SA-XR70

SA-XR70

 DVD-S97とのHDMI接続を想定したデジタルAVアンプ。DVDオーディオの96kHz/24bitの5.1ch音声、または192kHz/24bit/2ch音声データの入力に対応しており、デジタル入力から出力段までの全域でサンプリング周波数192kHzに対応。アナログ出力直前まで、劣化の少ない完全デジタル化を実現したという。

 また、高域は88kHzまでの広帯域パワーバンド再生が可能。S/N比も103dBを実現しており、「DVDオーディオの本来の高音質が楽しめる」としている。

 アンプ部にはフルデジタルアンプを搭載し、最大出力は100W×6ch(6Ω)。98MHzの高速動作によるフルデジタル処理で、周波数に依存性しない広帯域再生を実現。さらにVGDA(バリアブル・ゲイン・デジタル・アンプ)技術により、通常使用される音量域でのS/N比を改善し、ノイズが少なくクリアで原音に近い再生を可能にしたという。

付属のリモコン

 サウンドフォーマットは、ドルビーデジタル EXやDTS-ES、ドルビープロロジック IIx、DTS 96/24、DTS NEO:6、AACなどに対応。SFC機能は、LIVE、POP/ROCK、VOCAL、JAZZ、DANCE、PARTY、SPORTS、MUSICALなど、計12個の音場をソースに応じて選択できる。ほかにも、セリフやボーカルを画面中央付近に定位させる「センターフォーカス」や、リアチャンネルの音の広がりを強調する「マルチリア」なども利用できる。

 さらに、FM/AMチューナ、圧縮音声ファイルの欠落を補う「リ.マスター」回路、低域ブースト機能の「Bass Synthesizer」などを搭載。スピーカーターミナルはバイワイヤリング接続に対応するほか、バイアンプ駆動も可能となっている。

背面

 HIDMI端子は入出力を各1系統装備。映像入力はコンポーネントを2系統、コンポジットとS映像を各4系統備える。音声入力は光デジタルと同軸デジタルを各2系統、アナログ音声を各6系統、アナログ6chを1系統用意する。音声出力は光デジタルとサブウーファプリアウトを1系統、アナログ音声を2系統。映像出力はコンポジットを2系統、S映像のモニター出力、コンポーネントを1系統備える。

 外形寸法は430×376×83mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約4.5kg。同社のテレビやDVDプレーヤー、ビデオデッキなどの基本操作が可能なリモコンが付属する。


□松下電器のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□ニュースリリース(HDMI端子対応ホームシアターについて)
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040907-2/jn040907-2.html
□ニュースリリース(DVDプレーヤー)
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040907-3/jn040907-3.html
□ニュースリリース(デジタルAVアンプ)
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040907-4/jn040907-4.html
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040510/pana1.htm

(2004年9月7日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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