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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ボーズ株式会社は、iPod/iPod mini専用のスピーカーシステム「SoundDock」(サウンドドック)を10月15日に発売する。第3/4世代iPodとiPod miniに対応しており、価格は34,860円。販売はオンラインのApple Storeに加え、銀座店、心斎橋店。さらに、BOSEのファクトリーストアなどでも取り扱う。一般の家電量販店での販売は予定されていない。 第3世代、第4世代のiPodとiPod miniを乗せるだけで、iPod内蔵の音楽をスピーカーで再生できるシステム。接続にはDock端子を利用し、そのほかの接続ケーブルは一切必要としない。同社は「屋外ではイヤフォンで音楽を楽しみ、帰宅後はSoundDockに載せるだけで、複数人で音楽を楽しめる」と解説。このスタイルを「Dock & Play」と呼んでいる。
接続したiPodを充電する機能も搭載。音楽を再生しながら充電するといった動作も可能。さらに、付属のリモコンでiPodのワイヤレス操作を実現した。曲の再生/一時停止、スキップ、音量の調節に加え、電源のON/OFF制御も可能。電源OFFボタンを押すと、iPodとSoundDockの電源が連動してOFFになる。なお、本体にもボリューム調節ボタンを備えている。
iPod/iPod mini専用のスピーカーとなっており、外部入力などは備えていない。また、USB端子などもなく、PCとの接続機能もない。同社はこれについて「オーディオ機器などの操作に詳しくない、ライトユーザーの利用を想定している。載せるだけという簡単な使い方は、iPodの本来のコンセプトである“シンプルさ”と共通するもの」と説明している。
スピーカーユニットは60mm径のフルレンジドライバを2基搭載。上部に横長のポートを設けており、ここから左右チャンネルの重低音を統合し、効率良く放出するという。また、iPodから送られた音声データは内部でフルデジタル化し、DSPでコントロール。アクティブイコライザ、PAP(Psyco Acoustically Processed)回路も搭載しており、強信号でも歪みや破綻のない再生が行なえるという。 スピーカー本体のカラーリングはiPodとのマッチングを考慮したグロスホワイト。外形寸法は303×165×169mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2.1kg。電源はACアダプタを利用する。また、Dockコネクタ部の受け皿(インサート)は、第3世代、第4世代iPodとiPod miniのサイズに合わせ、各2枚、計5種類を同梱する。
■ 音楽再生スタイルを革命する
佐倉住嘉社長はSoundDockを「音楽再生のスタイルを革命するに足る新製品」と表現。
また、佐倉社長は「音響再生装置で最も重要なのはスピーカー。最後に音を出す部分がダメだと、すべてがダメになる」としたうえで、「スピーカー開発で最も難しいのは低音。ボーズは小型のスピーカーで豊かな低音を出す難しい作業を、天才的なひらめきで成し遂げて来た。詳しい技術を明かすわけにはいかないが、SoundDockにそのひらめきが活かされていることは、音を聴けばわかってもらえるはず」と、自信を見せた。
□ボーズのホームページ (2004年10月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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