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三洋電機や日立製作所などが推進しているリムーバブルHDD規格「iVDR」。AV関連イベントでは、これまでもiVDRを使ったHDDレコーダの試作機などが展示されていたが、今回のCEATECではポータブルメディアプレーヤーや、ホームサーバー、カーナビなど、様々な機器への展開が発表されている。
■ 三洋、iVDR microを使ったHDDビデオカメラなど
三洋のブースでは、iVDRを使ったデジタルレコーダや、1インチHDDを内蔵した「iVDR micro」を使用した各種製品を参考展示している。iVDRには2.5インチHDDを使った「iVDR」と、1.8型を使った「iVDR mini」、1インチの「iVDR micro」の3種類が存在する。 レコーダはiVDRスロットを用意しており、HDDの入れ替えが可能なHDDレコーダとして利用可能。記録型DVDドライブや、地上デジタルチューナなどの搭載も予定しているが、詳しい仕様は未定。また、iVDRを4基搭載して、長時間録画や多チャンネル録画に対応できるホームサーバーのモックアップも展示している。
なお、iVDRにはDVDのCPRMにあたる著作権保護機能として「iVDR-Secure」が採用されており、同規格のVer.1以上が策定されると、コピーワンスコンテンツの録画が可能になるという。同社によれば「規格の策定は最終段階で、決定次第、2005年にも積極的な製品展開を行ないたい」という。
その言葉を裏付けるように、ブースにはレコーダに加え、iVDR microを使ったポータブルマルチメディアプレーヤーや、iVDRを使ったカーナビなどが展示された。どちらも仕様は未定だが、「2005年にレコーダをリリースし、2006年にはカーナビ、ビデオプレーヤー、音楽プレーヤーなどを順次展開していきたい」とのこと。
ほかにも、iVDR-Secureの策定を見越して、楽曲や映像などをiVDRにダウンロードできる店頭用端末も展示されていた。同端末にiVDRを挿し、音楽や映像をコピーし、各端末で再生するという使い方を提案。
■ 日立、iVDR microを使ったオーディオプレーヤー iVDR関連の展示は日立ブースでも積極的に行なわれており、iVDR microを使ったポータブルオーディオプレーヤーや、ポータブルビデオプレーヤーなどが参考展示されている。 どちらも対応フォーマットなど、細かい仕様は未定。同社も三洋同様、「開発を積極的に進め、2005年中には新たな展開を行なっていきたい」と説明していた。
□CEATEC JAPAN 2004のホームページ
(2004年10月5日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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