エプソン、輝度4,000ルーメンの液晶データプロジェクタ －1.6ｍで60型に投写可能な「短焦点レンズ」を搭載

10月中旬発売 標準価格：837,900円 連絡先：プロジェクターインフォメーションセンター 　　　　　0570-004110

　セイコーエプソン株式会社は、輝度4,000ルーメンの液晶データプロジェクタ「EMP-7900」を10月中旬に発売する。価格は798,000円。

　EMP-7900は、マイクロレンズアレイ付き1.0型1,024×768ドットのHTPSを3枚使用し、輝度4,000ルーメン、コントラスト比700：1を実現した液晶プロジェクタ。1.35倍手動ズームレンズを備え、最短1.6mで60型を投写できる。画像伸縮技術「DAR(Digital Active Resizing)」により、640×480ドット～1,600×1,200ドット表示まで対応する。

　縦方向の台形歪みを自動的に補正する「自動台形歪み補正機能」を装備。また、スクリーンに対して斜めから投影されて歪んだ画像も、4つのコーナーの位置を個別に補正することで、歪みのない画面を実現する「Quick Corner機能」も備えている。さらに、高さ調整の脚は「単脚」となっており、左右の脚の長さの違いを気にすることなく水平調整が行なえる。

　映像入力はアナログRGB/コンポーネント兼用(D-Sub15pin)×1、5BNC×1、DVI-D×1、コンポジット×1、S映像×1を搭載。本体には5W出力のモノラルスピーカーを内蔵するほか、ステレオ音声出力(ミニジャック)や、アナログRGB(D-Sub15pin)出力も備えている。入力映像ソースの一覧を投写画面で確認・切り替えできる「プレビュー機能」を搭載。なお、アナログRGBとコンポーネントビデオ信号は自動認識される。

　用途や投影内容に応じて、カラーモードを選べる機能を装備。「ダイナミックモード」、「プレゼンテーションモード」、「シアターモード」、「リビングモード」、「sRGBモード」の5通りを用意する。また、黒板などスクリーン以外の壁面に投写した場合に色調を自動調整する「Wall Shot機能」も備えている。

　任意のプロジェクタだけを制御する「IDリモコン」機能を搭載。複数のプロジェクタが設置されている環境下でも指定の1台を制御できる。また、プロジェクタにパスワードを設定できる「パスワードプロテクト」機能、イタズラを防止する「操作パネルロック」機能も装備する。

　ネットワーク管理のプロトコルであるSNMPに対応しており、ネットワーク環境下でプロジェクタの遠隔監視・制御が可能。標準添付される「EMP Monitor」、「EMP Network Manager」ソフトを利用することで、電源の制御や映像ソースの切り替えなどが行える。

　排気は前面で行ない、ファンノイズは33dB(低輝度モード 3,000lm時)の静音設計。電源オンから映像を投写するまで約15秒、電源オフ後のクールダウンも約20秒で終了する。電源ケーブルを接続するだけで投写が開始される「ダイレクト パワーオン」機能も搭載している。

　外形寸法は419×325×117mm(幅×奥行き×高さ)、重量約5.6kg。消費電力は350W。アナログRGBケーブル、リモコンなどが付属する。

□エプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2004/041005.htm
□製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/offirio/emp/emp7900_7850/index.htm
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040908/epson.htm

(2004年10月5日)

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