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【CEATEC 2004 会場レポート 4】モバイル機器編
アイワやNHJがBluetooth対応オーディオプレーヤーを参考展示
~1セグ放送用の携帯端末/電話も出品


会期:10月5日~9日

会場:幕張メッセ

入場料:一般1,000円、学生500円



■ アイワのBluetooth対応オーディオプレーヤーが参考展示

アイワ新プレーヤーのBluetoothデモ

 NTTドコモのブースでは、Bluetooth携帯電話に対応したアイワブランドの未発表ポータブルオーディオプレーヤーを展示している。

 アイワブランドのポータブルプレーヤーは、参考出品ながら、Bluetooth対応のFOMA「F900IT」と連携して、携帯電話用のヘッドセットとして利用するデモが行なわれている。価格や発売時期は未定としているが、本体には「XDM-S710BT」の型番が刻印されており、発売時期の近さを伺わせる。

 ATRAC3plusに対応した首掛け型のポータブルオーディオプレーヤー。NTTドコモのブースでの展示のため、詳細は確認できなかったが、MP3のロゴも入っている。Bluetooth対応の携帯電話と連携して、首掛け型のワイヤレスヘッドセットとして利用できるのが特徴。

 会場ではF900iTとの連携デモが行なわれており、通常のオーディオプレーヤーとして利用している際に電話がかかってくると、音で着信を知らせ、再生/停止ボタンでの発話/終話が可能となっている。PCとの接続はUSB経由で行ない、電池は単3乾電池1本。

XDM-S710BT。液晶は日本語表示に対応し、首掛け時には上部にマイクがくるようレイアウトされている Bluetoothボタンを装備。GROUPボタンが付いているあたりがソニー製プレーヤーらしい 電源は単3乾電池×1

三菱製の音楽プレーヤー搭載携帯電話MusicPORTER

 また、NTTドコモのブースには、三菱電機のオーディオプレーヤー機能内蔵のムーバ携帯電話「Music PORTER」も出展している。

 シルバー/ブラック/レッドの3色のカラーバリエーションが用意される。メモリースティックDuoスロットを装備、メモリースティック内のATRAC3plusファイルの再生が行なえる。

 PC用にジュークボックスソフト「BeatJam」が付属し、メモリーカード経由のほかUSB経由でのオーディオ転送が行なえる。また、マイク付きリモコンも搭載しており、再生/停止やボリューム上下などの基本操作が可能。

 FMチューナ機能をドコモの携帯電話としては初採用。バッテリ駆動時間は音楽再生時で5時間程度、FMチューナ利用時で18時間程度の見込み。


3色のカラーバリエーションが用意される カメラ機能も搭載し、背面にレンズを備える
リモコン 記録メディアはメモリースティック Duo


□関連記事
【10月4日】音楽再生機能を搭載した「Music PORTER」(ケータイ)
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/20814.html


■ NHJはBluetooth対応HDDプレーヤーを展示

VHD-5500

 NHJのブースでは、HDDオーディオプレーヤーの新モデルなどを展示している。全モデルMP3/WMAの再生に対応し、年内の発売を予定している。

 「VHD-5500」は、Bluetoothヘッドセット採用の5GB/1インチHDDオーディオプレーヤー。MP3録音機能やボイスレコーディング機能も搭載する。仕様はまだ確定していないが、通常のヘッドフォンも利用できる予定。価格は未定だが、「通常の1インチHDDプレーヤーよりはやや高くなる程度」という

 「VHD-5100」は小型の5GB/1インチHDDオーディオプレーヤー。1.5型低温ポリシリコン液晶やUSBホスト機能を搭載し、フォトビューワとしても利用できる。ライン入力からのMP3ダイレクトレコーディングやボイスレコーディングに対応、FMチューナも搭載する。

 「VHD-5000」は、5GB/1インチHDDオーディオプレーヤーで、「VHD-5100」の下位モデルと位置づけられている。筐体がやや大きくなるほか、USBホストやフォトビューワ機能は搭載しない。

 「VHX-2200」は、20GB/1.8インチHDDを搭載したオーディオプレーヤー。2.5型TFT液晶を搭載するほか、フォトビューワ機能や、FMチューナやトランスミッタ、ボイスレコーディング機能を搭載する。また、USBホスト機能も装備しており、デジタルカメラと直結して画像の保存などが行なえる。

VHD-5100 VHD-5000 VHX-2200

DV-5

 2GB HDD/300万画素CCD搭載のHDDビデオカメラ「DV-5」もあわせて参考出品されている。年内発売の予定で「価格は4万円台を目指したい」という。記録方式はMPEG-4で、640×480ドット/30fpsでの録画が可能。MP3再生機能やPictBridge機能なども搭載する。

 また、MP3再生機能に加え、320万画素CMOSセンサーと有機ELビューファインダを搭載しMPEG-4/JPEG撮影が可能な「Che-ez! Drive」も出展。年内発売予定で価格は未定。

 シリコンオーディオプレーヤーの「VP-500D」、「VP-700D」も参考出展。MP3/WMAの再生が可能で、WMA9 DRMもサポート。ともに年内の発売を予定している。

 VP-500Dは首掛け型のMP3/WMAプレーヤーで、128/256MBモデルが用意される。また、SDカードスロットも搭載している。MP3ライン録音機能や、FMチューナ、ボイスレコーディング機能も搭載する。

 「VP-700D」は、小型のMP3/WMAプレーヤーで、MP3ライン録音機能やFMチューナ、ボイスレコーディング機能を搭載する。

VP-500D VP-700D Che-ez! Drive

Joybee HDD Type。タッチパッド風にも見えるが、「詳細は未定」という

 BenQは、1日に発表したシリコンオーディオプレーヤ「Joybee」に加え、1インチ/4GB HDD搭載のHDDオーディオプレーヤー「Joybee HDD Type」を展示している。カラー液晶を搭載する予定だが、展示機はモックアップだった。SDメモリカードスロットも搭載する。年内の発売を予定しており価格は3万円弱の見込み。



■ 東芝や三洋が1セグ放送関連端末を出展

東芝の1セグ放送対応端末

 東芝のブースでは、地上デジタル放送の携帯端末向け1セグメント放送の受信に対応したビデオビューワも参考展示。9月28日の新製品発表会でも展示されていたが、2.5型TFT液晶を搭載した縦型モデルと、3.5型液晶の横型モデルの2タイプを用意し、SDカードからのMPEG-4映像再生デモが行なわれている。1セグ対応のチューナも既に内蔵しており、環境さえ整えば実動可能という。

 デモで利用しているSDカードの映像はMPEG-4/30fpsだが、本体にはH.264のデコーダも搭載。1セグ対応のチューナやバッテリも既に内蔵しており、試作段階ながら3時間の映像視聴が行なえる。価格や発売時期は未定だが、2005年度末の1セグ放送開始に向けて開発を進めており、「3万円を切る価格で発売したい」という。


東芝の1セグ放送搭載端末。SDカードからのMPEG-4再生デモが行なわれていたが、既にチューナやバッテリも内蔵しており、「ハードウェア的には準備はほぼ整った」という 有機ELディスプレイモデルも展示

三洋電機は1セグ放送対応携帯電話

 三洋電機は1セグ放送対応携帯電話の実動デモを実施。会場デモ用に免許を取得し、実験局を設置。端末へのH.264での映像/データ放送の配信が行なわれている。映像ビットレートは180kbps、音声レートは24kbps。1セグ放送対応のカーナビゲーションシステムも出展されている。

 また、ソニーも1セグ放送用のH.264映像配信のデモを実施。日立も1セグ放送/MPEG-4対応の携帯電話を参考出品している。製品投入時期については、各社とも2005年度末の1セグ放送開始にあわせて調整するとしている。なお、1セグ放送用の携帯端末へのB-CASカード適用も検討されてたが、関係者の話によれば、B-CASカードは採用しないことになったようだ。

三洋の1セグ放送デモはTBSと協力し実際の放送波コンテンツを利用している 三洋の1セグ放送対応カーナビ ソニーエリクソンもMPEG-4コンテンツ配信やH.264の画質比較デモを実施
ソニーエリクソンのデジタル放送対応端末向けコンセプトモック

□関連記事
【9月28日】東芝、映像事業を中核に“映像の東芝”復活へ
-新RD/face発表会を開催。SEDは2010年に8~10万円
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040928/toshiba1.htm

□CEATEC JAPAN 2004のホームページ
http://www.ceatec.com/

(2004年10月6日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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