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オリコン株式会社は6日、有料音楽配信を目的とした100%子会社、オリコン・デジタル・ディストリビューション株式会社(以下オリコンDD)を設立したと発表した。12月に試験サービスを開始し、正式サービスは2005年1月から実施予定。2006年に850億円の売上を見込んでいる。
音楽配信サイトとしての最大の特徴は、「オリコンチャート」と連動した楽曲配信サービスを展開すること。また、過去のランキングデータを活用し、「思い出の楽曲」も販売するという。同社は「ランキングから直接音楽を購入できるというスキームをもって、これまで音楽CD購入の機会が少なかったライトユーザーのオンライン購入を推進する」と語っている。 なお、2005年1月の正式サービス開始時には、同社のWebサイトと、新聞社系情報サイトでサービスを提供。オリコンDDは各レコード会社やレーベルより、楽曲のDRM化、音楽配信、顧客サポート・管理などの業務委託を受け、手数料を売上計上する。
また、ポータブル・デジタル・オーディオ・プレーヤーなどのハードウェアの販売も予定しており、最終的に業務委託手数料、ハードの売上、Webサイトでの広告収入が売上の3本柱になるとしている。 ファイル形式はWMA、DRMはWindows Media Rights Management(WMRM)を採用。購入した楽曲は、WMRMに対応したポータブル・オーディオ・プレーヤーに3回まで転送可能。さらに、今後の構想として、レコード会社の許諾がおりる楽曲に関しては、車載型端末やデジタル家電への転送も可能になるという。 参加予定のレコード会社は、ユニバーサルミュージック、東芝EMI、エイベックス、BMG ファンハウス、ワーナーミュージックジャパンなど十数社で、オリコンDDは「スタート当初から日本で最多のレーベル数と楽曲数を擁する音楽配信プロジェクトになる」と説明。売上予想は2006年に850億円を見込んでおり、アジア地域における音楽提供も視野に入れていくという。
□オリコンのホームページ (2004年10月6日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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