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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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英ARMは、マルチメディア処理などを高速化する次世代プロセッサ技術「NEONテクノロジー」を発表した。同社ではコアIPをライセンス供与し、再来年以降に同技術を採用したチップセットがライセンス先メーカーなどから出荷、携帯電話やデジタル家電製品などで利用される見込みという。 NEONは、64/128bit SIMD(Single instruction multiple data)命令セットで、携帯電話などのモバイル製品や家電製品向けのビデオエンコード/デコード、3Dグラフィックス、スピーチ処理などの複数同時処理向けの技術と位置づけられている。 8/16/32/64bit整数、単精度浮動小数点SIMDオペレーションをサポート。グラフィック処理や、オーディオ/ビデオ処理に対応し、10MHz未満の動作クロックでMP3のデコードが行なえるほか、13MHz動作でGSM AMRスピーチコーデックの実行が行なえるなど、動作クロックを抑えながら、マルチメディア処理が可能となるため、低消費電力化が可能としている。
また、ソフトウェアベースで機能追加が行なえ、新コーデック追加時などでも、ハードウェアの変更なしにサポート可能。開発者向けにNEON対応Cコンパイラも用意する。Khronos Groupが定義するOpenMAX APIにも準拠し、ソフトウェアであれば移植/再利用性を高めている。 同社ワイヤレス担当グローバルディレクターのオリバー・グナセカラ氏は、「動画や音楽などのマルチメディア機能を求めるユーザーが増えている。そうした要求に、容易かつ安価に応えるのがNEONだ」と述べ、従来のARMアーキテクチャから拡張性や、低消費電力などをアピールした。 □ARMのホームページ(英文) (2004年10月14日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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