◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
ラトック、PCカード型TVキャプチャカードの廉価版
-ノートPCの液晶に装着可能なTVアンテナも


キャプチャカードの「REX-CB92TV」と、モバイルアンテナの「REX-ANT1」をノートPCに取り付けたところ

12月中旬発売

標準価格:「REX-CB92TV」11,340円
        「REX-ANT1」6,720円

連絡先:サポートセンター
    Tel.06-6633-6766
    Tel.03-5207-6420


 ラトックシステム株式会社は18日、都内で12月中旬以降に発売する新製品の内覧会を開催。11月11日に発表したiPod用ワイヤレスオーディオシステムなどに加え、ソフトウェアエンコードのPCカード型テレビキャプチャカードや、モバイルアンテナなどを発表・展示した。


■ REX-CB92TV

REX-CB92TV

 CardBusに対応したPCカード型のテレビキャプチャカード。2003年12月に発売された「REX-CB90TV」(19,950円)の低価格モデルとなっており、ハードウェアMPEG-2エンコーダは搭載していない。発売時期は12月中旬を予定しており、価格は11,340円。対応OSは、Windows 2000/XP。

 キャプチャ/エンコード用のソフトウェアとして、「Ulead Video@Home2」をバンドル。MPEG-1/2フォーマットで最大8Mbps(CBR/VBR)のキャプチャが可能。キャプチャ解像度は720×480、640×480、320×480、320×240ドットをサポート。テレビチューナは地上波アナログのVHF/UHF/CATVが受信可能。音声多重放送、ステレオ放送にも対応する。

 Video@Home2はiEPGによる予約録画に対応するほか、タイムシフト再生、追っかけ再生などもサポート。さらに、ノイズリダクション機能やテレビ録画をしながらの静止画キャプチャ、DVDへのダイレクト録画などにも対応する。

 接続端子は、カード本体にアンテナ端子、給電用DC端子、専用AVコネクタを各1系統装備。AVコネクタに接続する専用AVケーブルは、S映像、コンポジット、アナログオーディオ入力を備えている。カードの外形寸法は54×125.9×11.9mm(幅×奥行き×高さ)。重量は50g。電源はCardBusスロットから供給する。

□関連記事
【2003年11月7日】ラトック、CardBus対応MPEGエンコーダ搭載PCカード
-TVチューナ内蔵。iEPG、追っかけ再生もサポート
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031107/ratoc2.htm


■ REX-ANT1

REX-ANT1をノートPCの液晶部に取り付けたところ

 REX-CB92TVや、REX-CB90TVなど、PCカード型テレビキャプチャカードとの接続を想定したブースター内蔵のモバイルテレビアンテナ。12月中旬の発売を予定しており、REX-CB90TVをセットにしたモデル「REX-CB90TVA」も用意する。価格はアンテナ単体(REX-ANT1)が6,720円、REX-CB90TVAが22,050円。なお、同梱のアンテナ給電アダプタを利用すれば、そのほかのチューナ内蔵機器でも利用できる。

 最大の特徴はノートPCの液晶に取り付けるためのクリップを搭載したこと。液晶の上部にクリップで固定し、ロッドアンテナを伸ばせば、屋外でも省スペースで安定したテレビの受信が行なえるという。

 ブースター用の電源は別売のACアダプタが利用できるほか、USBバスパワーケーブルを同梱しており、PCのUSBポートからの給電にも対応する。

 受信周波数はFMが76~90MHz、VHFが90~108、170~222MHz、UHFが470~770MHz。感度(ブースター利得)はFM/VHFが17~23dB、UHFが15~22dB。出力インピーダンスは75Ω。ロッドアンテナ収納時の外形寸法は、149×64×47mm(幅×奥行き×高さ)。

クリップで液晶ディスプレイの上部に引っ掛けるように固定する ロッドアンテナを収納するとコンパクトに持ち運べる。この状態でロッドアンテナのみを伸ばせば、卓上アンテナとしても利用できる


■ REX-Linkシリーズ

REX-Link1P。iPod miniの背後にあるのがREX-WHP1P。右はCR-RXB01。なお、iPod miniは付属しない

 会場では、11月11日に発表、12月中旬に発売されるREX-Linkシリーズの新モデルの展示も行なわれた。各モデルの詳しい情報は既報の通り。

 USB/アナログ入力を装備したトランスミッタ「CR-TXB02」と、USBトランスミッタ「CR-TXB01」、ワイヤレスヘッドフォン「REX-WHP1」、レシーバ「CR-RX01」などを用意しており、それぞれを組み合わせたシステムとして販売される。なお、CR-RXB01とCR-TXB01のセットは「REX-Link1」として既に販売されている。

 REX-Link1Pは、トランスミッタのCR-TXB02と、光デジタル/アナログ音声出力を備えたレシーバCR-RXB01で構成されるシステム。iPod以外のオーディオプレーヤーでも利用可能だが、CR-TXB02と第3/4世代iPodやiPod miniを固定するクランプが付属。iPodに記録した音声ファイルを部屋のコンポなどで再生できる。価格は29,400円。

 REX-WHP1Pは、CR-TXB02とワイヤレスヘッドフォン「REX-WHP1」で構成されるシステム。iPod/iPod miniとの連携を想定。「REX-WHP1」はデジタル無線受信機能を備えた密閉型ヘッドフォンで、ウイング部やドライバユニットなどに、オーディオテクニカから音質向上のノウハウ提供を受けている。価格は44,100円。

REX-WHP1P。iPodは付属しない CR-TXB02。iPodとのマッチングをイメージし、シンプルなデザインを採用したという 付属のクランプでiPod miniと固定したところ

置き台が付属するがクレードルとしての機能はない REX-WHP1はハウジングの側面に音量調節ボタンなどを搭載する

 REX-WHP1Uは、CR-TXB01とREX-WHP1を組み合わせたシステム。PCのUSB端子にCR-TXB01を接続するだけで、ワイヤレスヘッドフォンで音声が受信できる。価格は39,900円。いずれも2.4GHz帯を使った無線デジタル伝送を採用。通信距離は最大10mで電波干渉を回避する適応型周波数ホッピング方式を採用。音声を圧縮するSBCコーデックのビットレートは384~512kbps。電波状況に応じて最適なビットレートを自動で選択する。

CR-TXB01には、受信感度を改善するためにUSB延長ケーブルや角度変更用のコネクタなどが付属する

□ラトックのホームページ
http://www.ratocsystems.com/home.html
□ニュースリリース(REX-Linkシリーズ)
http://www.ratocsystems.com/info/news/2004/1111.html
□関連記事
【11月11日】ラトック、iPod用ワイヤレスオーディオ伝送ユニット
-iPodやPC用のワイヤレスヘッドフォンも発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041111/ratoc.htm
【2003年12月19日】【デバ】USBオーディオ無線デジタル伝送システム
ラトックシステム 「REX-Link」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031219/dev052.htm
【2003年11月20日】ラトック、DVIや光デジタルに対応したPC切替器などを発表
-無線伝送が可能なUSBオーディオ「REX-Link」も展示
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031120/ratoc.htm
【2003年11月7日】ラトック、無線デジタル伝送が可能なUSBオーディオシステム
-2.4GHz帯を使用、受信機は光デジタル出力を装備
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031107/ratoc1.htm

(2004年11月18日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.