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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本マランツ株式会社は、新チップ「.8 720p with DarkChip3」を採用したホームシアター向けDLPプロジェクタ「VP-12S4」と「VP-13S1」を2005年1月下旬より順次発売する。 「VP-12S4」は1.45倍の光学ズームレンズを採用し、100インチ投影距離3.83~5.57mとした標準モデルで2005年2月上旬より発売。価格は126万円。「VP-13S1」は1.15倍のズームレンズを搭載した短焦点モデルで、100インチ投影距離は3.27~3.80m。日本国内モデルとなっており、2005年1月下旬より発売される。価格は102万9,000円。 レンズ以外の基本仕様は共通で、DMDパネルに「.8 720p with DarkChip3」を採用。パネル解像度は1,280×720ドット。新パネルと新設計の光学系エンジンにより、コントラスト比は4,500:1を実現した。 カラーホイールはVP-12S3を踏襲し、R×2、G×2、B×2とG+NDフィルターからなる7セグメント構成。深緑色をしたG+NDは、暗部での緑成分を表現するときに使用し、誤差拡散ノイズを低減するという。 光学レンズは新開発のコニカミノルタ製レンズで、新たに非球面レンズを採用(VP-12S4のみ)。レンズシフト機能も搭載している。また、絞りは電動絞りによる選択アイリス機能を備えており、絞りを絞って(F5)コントラストを重視するモードと、絞りを開き(F3)明るさを重視するモードが用意される。 最大の特徴はカナダGENNUMと共同開発した10bitビデオプロセッサ「GF9350」を搭載すること。1080i対応のデインターレース技術「TruMotionHD」と、輪郭補正、輪郭強調、適応処理技術「FineEdge」、全ての信号処理を10bitで行なう「RealityExpansion」、細部強調とノイズリダクション技術の「FidelityEngine」からなる「VXPテクノロジー」により、適切な画像処理が行なえるという。 シアター/スタンダード/ダイナミックの3つのピクチャーモードを用意。また、それぞれのモードに各3個、ユーザーモードに9個の合計18個のユーザーメモリ保存が可能となっている。新ビデオプロセッサの採用により、映像調整メニューも一新され、ガンマ/コントラスト/ブライトネス/色の濃さ/色合い/色温度/ランプモード/アイリス/アスペクトなどの各設定が、各ピクチャモードに登録可能。 また、VP-12S4では、12S3から引き続き、経年劣化やランプ特性差による色温度のずれを補正する「色温度自動調整機能」を搭載。付属の色温度センサーをレンズ先端に装着し、色温度センサーと本体のRS-232C端子を接続することで、出荷時の色温度にキャリブレーションする。なお、調整アルゴリズムの改善により、調整時間は従来モデルの約半分の2分に短縮された。 ランプは200W SHPで、水銀ランプの特性を補正する独自のO.R.C.Aフィルタにより純度の高い緑が再現可能となったという。冷却設計の見直しにより静音化も図られ、動作ノイズは27dB(省電力モード)/29dB(通常モード)。 入力端子は新たにHDMIを2系統装備し、DVI端子は省かれた。コンポーネント×2、S映像×1、コンポジット×1、アナログRGB×1を搭載。DCトリガー2系統や、クレストロンなどのシステム用RS-232C端子も備える。消費電力は320W。外形寸法はVP-12S4が405×481×158mm(幅×奥行き×高さ)、VP-13S1が405×471×158mm(同)。重量は13kg。リモコンが付属する。 □マランツのホームページ (2004年12月1日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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