ペガシス、上級者向けのDVDオーサリングソフト －メニュー間のトランジションやGUIカスタマイズも可能

12月24日発売 標準価格：15,800円 連絡先：ペガシス 　　Tel.03-5624-2161

　株式会社ペガシスは、MediaChance製の上級者向けDVDオーサリングソフト「DVD-Lab(ディーブイディーラボ)」を12月24日に発売する。価格は15,800円。対応OSはWindows 2000/XP。

メイン画面

　画像編集系ソフトウェアを得意とするMediaChanceのRoman Voska(ロマン オスカー)氏が開発した上級者向けのDVDオーサリングソフト。北米・欧州を中心に支持されているという。なお、ペガシスが販売する国内版は日本語にローカライズされている。

　「メニュー」、「ムービー」、「スライドショー」といったDVDに収録するコンテンツを、「DVDコネクションウィンドウ」と呼ばれる作業用ウインドウ上でDVDの構造を視覚的に把握しながら編集できるのが特徴。各コンテンツを自由に組み合わせられるため、例えば、ファーストプレイとしていくつものショートムービーをつなげたり、複数のメニューを連続させることで、擬似的にメニューにパスワードをかけるといったこともできる。

コネクションウィンドウを利用し、DVDの構造を視覚的に捉えることができるという

　メニュー画面の作成では、文字の入力だけでなく、長方形や線、円、曲線など、様々なオブジェクトが作成可能。作成したオブジェクトに陰影、透過、3D回転/変形効果などを与えることもできる。また、PhotoShopのPSDファイルを、レイヤー情報を保ったままオブジェクトとして認識させ、読み込むことも可能となっている。

　ほかにも、メニューからメニューへと移り変わる際に、2つの差分を使ったトランジションアニメーションを挿入する「メニュートランジション機能」、メニューに使われるサムネイル動画に加工を施した状態で、レンダリングし、AVIファイルとして出力できる「モーションレンダリング機能」などを搭載。インタラクティブなメニューや、モーションメニューを応用して、ポインタを合わせると選択音を再生するメニューも作れるという。

　編集機能は、カット編集や自動チャプタ挿入、音声開始地点補正などが可能。MP3/WAV(リニアPCM)の相互変換ツールを備えるほか、別売の「TMPGEnc Sound Plug-in AC3」をインストールすることで、MP3/WAV/ドルビーデジタル音声の相互変換が可能になる。また、ビットレートビューワーやMPEGファイル解析、IFO形式の音声編集機能なども備えている。

　マルチディスプレイ環境に対応しており、GUIのカスタマイズが可能。ユーザーの環境に合わせて、効率の良い作業が行なえるという。バンドルソフトとして、ライティングソフトの「RecordNow! Version7.3」と、MPEGエンコードソフト「TMPGEnc DVD Source Creator2.1」を同梱している。

□ペガシスのホームページ
http://www.pegasys-inc.com/
□ニュースリリース
http://www.pegasys-inc.com/ja/press/04_1203.html

(2004年12月3日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.