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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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独Fraunhoferと仏Thomson、米Agere Systemsは2日、5.1chサラウンド再生が可能なMP3フォーマット「MP3 Surround」のエンコーダ/プレーヤーの評価版を公開した。プログラムサイズは4.81MB。
MP3 Surroundは、MP3をベースに5.1chなどのマルチチャンネル再生に対応したオーディオフォーマット。従来のサラウンドフォーマットに比べ、半分以下のファイルサイズに圧縮できるほか、既存のMP3ソフトやハードウェアと完全な下位互換性を有しているという。 公開された評価版では6chのWAV(拡張WAV)ファイルから5.1chのMP3 Surroundを作成できる。ビットレートについては128kbps以上での利用が推奨されている。現在評価版のエンコーダ「MP3 Surround Encoder」と「MP3 Surround Player」はWindows 2000/XP版のみ公開されているが、Mac OS X版も12月17日に公開予定。また、Linux版についても来年公開予定という。
エンコードにかかるPCへの負荷は従来のMP3ステレオエンコーダより50%以上高く、デコードについては従来の約3倍の負荷がかかるという。なお、MP3 SurroundのオーディオデータはS/PDIF出力も可能となっている。 現在、MP3 Surroundに対応している製品は存在しないが、近日中にFrauhoferはMP3 Surroundデコーダライブラリでサポート予定。 □Fraunhoferのホームページ (2004年12月6日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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