シャープ、独Loeweに追加出資。液晶テレビ協業を強化

　シャープ株式会社は、ドイツの高級テレビメーカーLoewe(レーべ)との協業関係を強化し、シャープの出資比率を高めることで合意した。

　Loeweは既存株主に対し、280万株の新株公募を実施。シャープはこの内、230万株を上限とする株式引き受けに合意した。これによりシャープのLoeweへの出資比率は現在の8.9％から最大29％に増加する。今回の合意により、シャープからLoeweへの追加出資額は最大1,500万ユーロで、シャープはLoeweの最大の株主となる。なお、追加出資は当該独占禁止監督局の認可取得が条件となる。

　シャープとLoeweは、欧州のデジタル放送やハイビジョン放送の拡大に対応した液晶テレビの開発体制強化を目指し、2005年1月にLoewe社内に共同の｢欧州液晶テレビ開発センター(仮称)｣を設立し、液晶テレビと周辺機器のデジタル化プラットホームの開発を強化する。

　また、開発期間の短縮や、欧州市場によりフィットしたテレビの開発に加え、Loeweの生産ラインを活用した高品位モデルの生産委託など、グローバルな液晶テレビ事業の拡大に応えた展開を進めるという。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/041209-b.html
□Loeweのホームページ
http://www.loewe.de/

(2004年12月9日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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