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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、コネクタとケーブルの新モデルとしてRCAプラグ2モデル、XLRプラグ1モデル、BNCプラグ2モデル、パワークラブとIECコレクタのセット1モデルを発売する。さらに、オランダVan den Hul(VDH:バン・デン・フル)のRCAオーディオケーブル1モデルも50セット限定で販売する。各モデルの型番、価格、発売時期は下表の通り。
■RCA/XLR/BNCプラグ いずれのモデルも、同社の高級ケーブル「ESOTERIC MEXCEL(メクセル)」シリーズの設計ノウハウを継承したというコネクタ。胴体部分の素材には、鉄成分をまったく含まないリン青銅を採用。ケーブルへの取り付け方法は、いずれもハンダを利用する。
RCAプラグのピンプラグカバーには、特殊なカーボンファブリックススリーブを採用。外部からのノイズを排除しているという。また、XLRプラグには、黄銅の無垢材からくり抜いたという重量級のコネクタを採用。音質だけでなく、接続性も向上させたとしている。 RCAのセンターピンと、XLRのピンには中空パイプ構造を採用。表面積が通常の約2倍に増加し、ケーブルの特性が生かせるという。RCAとBNCの仕上げには、ロジウムメッキを採用。BNCのセンターピンには、24Kの直メッキ仕上げが施されている。
□製品情報
■パワープラグ/IECコネクタセット エソテリックと、株式会社アクロジャパン、株式会社小柳出電気商会が共同開発したパワープラグとIECコネクタのセット。鉄成分を含まない特殊なリン青銅を使用。仕上げには金メッキとパラジウムメッキを施している。
パワープラグの接触部分にはバフ仕上げを2度行ない、鏡面並みの平滑性を確保。接触抵抗の増大を防いで高音質を得ると同時に、耐食性、耐摩耗性など、経年劣化への耐性も高めているという。 筐体は特殊樹脂からの削り出しで、振動を分散、吸収するというスリット入りの新デザインを採用。カーボンケブラーコンポジットスリーブなどを使用し、不用な共振を防ぐ。ケーブルへの取り付け方法はネジ留め(クリンピング)式。
□製品情報
■RCAケーブル
'83年から発売されている「VH-102シリーズ」の誕生20周年を記念し、ベストセラーモデルの「VH-102HYB-10W」に、「MC(Matched Crystal)ピュアシルバー」のコンダクタを採用した特別モデル。祝祭(The Jubilee)という名前が付けられ、50セット限定販売となっている。ケーブル長は1mで、2本1組で販売される。 ワイヤーの導体に、MCピュアシルバーを採用。これは通常の銀に比べ、結晶体が大きいもので、相互に密に接しているため、結晶体の境界面で発生する伝送ロスが少なくなるという特徴がある。芯線は0.0955mm2の19本撚り。
シールド線は、192本のシルバーコーティング銅撚り線のヘリカルレイヤーの2層の間に、線形構造のカーボン層を挟んだ3層のサンドイッチ構造を採用。また、特殊加工した人工ファイバを利用し、ケーブル内への湿気の侵入を防いでいる。
被膜部分にはハロゲンフリーの絶縁素材に可塑剤を加えたHULLIFLEXを採用。フレキシビリティが高く、化学変化による経年劣化も少ないという。ケーブルの最大外径は6.8mm。プラグ部にはニッケルを含まない銅とシルバー素材を利用。仕上げは24Kの金メッキを施している。なお、製品にはPentaTone ClassicsレーベルのSACDソフトのサンプル盤が付属している。
□製品情報
□エソテリックのホームページ
(2004年12月10日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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