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NECエレクトロニクス株式会社は15日、暗号化機能を搭載したデジタルテレビ向けIEEE 1394システムLSI「MC-10024」を発表。2005年2月よりサンプル出荷を開始する。 MC-10024は、MPEGストリームの流れを止めることなく、リアルタイムで暗号化する機能を搭載。動画処理を行なうコーデックLSIとのデジタルテレビ内の通信を暗号化できる。また、IEEE 1394を介して接続する外部機器との暗号化も行なえ、システム全体で同様の暗号化を行なったデータのやり取りが可能となる。 外部機器とのインターフェイス間で回路共通化を行なったことで、回路全体の大きさを従来機種と同等にとどめながら、従来の2倍の4系統のシリアルインターフェイス(2 送信+2受信/3送信+1)を装備する。これにより、従来は1組しかできなかったタイムシフト再生が2組できるようになるという。 また、EPGのデータを処理して表示する際にデジタルテレビ本体のCPUに負荷をかけずに行なうという「バスマスタDMAアーキテクチャ」を採用。従来はVGAサイズ/16色のEPG画面を7秒間で1枚しか表示できなかったが、フルカラーのEPG画面が毎秒20枚表示可能となり、アニメーションを用いた番組紹介なども可能という。 また、OHCIにもデジタル家電用LSIとしては始めて対応。OHCI対応のハードウェアやソフトウェアなどパソコン用の資産を生かしたデジタルテレビが設計できるとしている。 パッケージは305ピンのFBGA。暗号化規格はDTCP1.30に準拠する。また、DVデコーダも内蔵しており、IEEE 1394接続したDVカメラの映像をデジタルテレビに出力可能とする。 □NECエレクトロニクスのホームページ (2004年12月15日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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