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仏Thomsonは20日(現地時間)、H.264/MPEG-4 AVCコーデック用のフィルム・グレイン技術が、HD DVD-Videoアプリケーションフォーマットのオプション規格として採用されたと発表した。 フィルム・グレインは、映画などのフィルムソースの映像特有の粒子状のノイズ。H.264/MPEG-4 AVCでの低ビットレートでのエンコード時に、このフィルムグレインをノイズとして検出し、取り除いてしまうことから、コンテンツ業界を中心に改善を求める声が上がっていた。 今回採用されたのは、Thomson research groupとThomsonのTechnicolor部門が共同で開発したツール。ソースとなるデータから自動的にフィルムグレイン量を推測して付加する技術で、編集/エンコード後に適用する。これにより、低ビットレート時にもクリエーターの意図を反映したHDビデオコンテンツが作成可能となるという。 今回発表したフィルム・グレインツールは、Walt DisneyやWarnaer Brosらのメジャースタジオからも支持を受けているという。同技術は12月1日に開催されたDVDフォーラムの最上位組織「Steering Committee」において承認されたが、今後は、2005年2月に開催されるDVD Steering Committeeに向けて、HD DVDプレーヤーでも承認を目指して活動していくという。なお、2005年1月より開催されるCES 2005でも同技術のデモが行なわれる予定。 Thomsonは、ブルーレイディスクを推進するBlu-ray Disc Associationの前進であるBlu-ray Disc Foundersの立ち上げメンバー。しかし、12月10日にスタジオ関連顧客のHD DVDサポートを理由に、ブルーレイとHD DVDの双方を支持することを発表している。 □THOMSONのホームページ (2004年12月21日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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