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「砂と霧の家」は、アメリカのナショナル・ブック賞最終候補に挙がったアンドレ・デビュース3世の小説を、ジェニファー・コネリーやベン・キングスレーら、アカデミー受賞俳優を起用し、映像化した作品。 亡き父の形見である海辺の一軒家に住むキャシー・ニコロ(ジェニファー・コネリー)。夫と別れた彼女は仕事もなく、一人失意の日々を送っていた。そんな時、たった数万円程度の税金未払いから、家を差し押さえられてしまうことになる。後に、それが行政の手違いであったことが判明するのだが、その時には既に、家は他人の手に渡っていた。 新しい家主は、政変でイランからアメリカに亡命したベラーニ元大佐(ベン・キングスレー)の一家。かつて優雅な生活を送っていたベラーニも、今では肉体労働に身をやつし、妻と息子のために新しい家でもう一度人生をやり直そうと誓っていた。家を失ったキャシーは、警官の力を借りて家の返却を頼み込むが、応じてもらえない。父との想い出を守ろうとするキャシーと、新たな生活への希望を抱くベラーニ。それぞれの幸せのために家に固執する2人は対立し、やがて守るはずの幸せの本質を見失っていく。
2004年アカデミー賞では、主演男優賞、助演女優賞、作曲賞の3部門でノミネートされた。監督はヴァディム・パールマン。出演はショーレ・アグダシュルー、ロン・エルダートほか。音楽は「タイタニック」で高い評価を得たジェームズ・ホーナーが担当している。
□DVD発売一覧
【2005年1月19日】 ■ ポニーキャニオン 【2005年3月4日】 ■ ジェネオン エンタテインメント 【2005年3月18日】 ■ ブエナ ビスタ 【2005年3月25日】 ■ 東宝 【2005年4月6日】 ■ ブエナ ビスタ 【2005年4月8日】 ■ ブロードウェイ (2004年12月22日)
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