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株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)は6日、従来より20%の小型化を実現した1インチHDD「Mikey」(マイキー)と、30%小型化した1.8インチHDD「Slim」(スリム)の2モデルを、2005年後半に製品化すると発表した。 Mikeyは、1インチHDDとして業界最小の外形寸法30×40×5mm(縦×横×厚さ)を実現。携帯音楽プレーヤーなどへの組み込み用途を想定しており、容量は8~10GBになる予定。重量は14g。なお、Mikeyは「Microdriveの子供」という意味を込めて名づけられた。 また、サイズだけではなく、LSIチップセットの改良で従来のMicrodriveと比べ、40%の消費電力を低減。動作時の耐衝撃性能も現行のMicrodriveの2倍になるほか、ドライブバンパーを周囲に取り付けることで、より高い耐衝撃性能を持たせたという。
1.8インチのSlimは、プラッタが1枚のモデルと2枚のモデルの2種類を用意。容量は1枚モデルで30~40GB、2枚モデルで60~80GBになる予定。1枚モデルの外形寸法は71×54×5mm(縦×横×厚さ)と薄型で、2枚モデルでも厚さは8mmに抑えられている。 組み込み用途としては、占有面積を抑え、容量が大きいことから、大容量の携帯音楽プレーヤーや、ポータブルビデオプレーヤー、外部ストレージ、サブノートPCなどを想定している。なお、インターフェイスはMikeyとSlimのどちらも、デジタル家電で広く使われているZIFコネクタを採用している。
これらの新製品について、同社のシニアバイスプレジデント、ビル・ヒーリー氏は「MikeyとSlimは、HDDの基本的な利点である“大容量で付加価値の高い製品を提供できる”という真価を損なわない製品だ。今後、小型携帯機器に比類ない付加価値を提供するだろう」と語っている。
□日立グローバルストレージテクノロジーズのホームページ
(2005年1月6日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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