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ソニーと松下電器産業株式会社、三菱電機株式会社の3社は6日、家庭に既設された電灯線を通じて、高精細な映像コンテンツの家庭内配信やIP電話などを可能にする高速電力線通信(PLC)の相互接続仕様の確立に向け、アライアンスを設立することで合意したと発表した。アライアンスの仮称は「CEPCA」(CE-Powerline Communication Alliance)。 PLC(Power Line Communication)は、通常の家庭で利用している電源ラインに、電力だけでなく、デジタルデータも流し、電源ラインを通信回線として共用するという技術。既設された電灯線を利用できるため、新規導入のコストが低く、家庭内に接続ポイント(電源コンセント)が多く、接続が簡単で、無線ネットワークよりもセキュリティ面の信頼性が高いなどの利点があり、次世代ホームネットワーク技術として電力会社や通信機器メーカーなどが独自に開発を進めていた。
3社はこうした状況を踏まえ、「ホームネットワークの構築が進む近年、家庭内の様々な情報家電や宅内機器を相互接続し、これらを宅内・宅外から自在に操作したり、機器間で情報共有をするニーズが高まっている。しかし、PLCを基盤としたホームネットワークには、対応機器を供給するメーカー間の共通仕様の確立が求められていた」と、アライアンス設立の意図を説明している。
アライアンスでは今後、異なるメーカー間でPLCの共存を可能とする仕組みを家電メーカーやIT企業の標準仕様として普及促進していくと共に、国内だけでなく、欧米のメーカーにも参加を呼びかけ、「世界中の人々が安心してPLCを基盤としたホームネットワークを使える環境を整備していく」としている。
□ソニーのホームページ
(2005年1月6日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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