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セガトイズ、感情を音楽で表現するペット「idog」
-空腹になると音を食べる。携帯音楽機器との接続も


iPodは付属しないが、感情を表現するスピーカーとして音楽プレーヤーとの連携も可能

4月2日発売

標準価格:4,179円

連絡先:お客様ご相談センター
    Tel.0570-057-080


 株式会社セガトイズは、音楽に合わせてアクションしたり、作曲機能やアクティブスピーカーとしても利用できるミュージックエンターテイメントペット「idog(アイドッグ)」を4月2日に発売する。価格は4,179円。全国の玩具店や家電量販店、音楽CDショップなどでも販売される。

idog

 idogは、犬の形をしたロボットペット。喜怒哀楽の4つの感情があり、首や耳を動かしたり、顔に内蔵した7個のLEDを様々な色に点滅させたり、音を出すなどして感情を表現する。ユーザーとのコミュニケーションも可能で、鼻や頭、しっぽなどにスイッチを内蔵。鼻を触ると喜んだり、しっぽを触ると怒り出したりなど、インタラクティブな反応が楽しめる。

 音楽機能が豊富で、背中に27mm径のモノラルスピーカーを内蔵。idogが眠くなると、癒し系の曲を歌い出す。楽曲は70種類内蔵されており、遊んでいくうちに様々な曲を歌うようになる。なお、一度再生した曲は聴きたい時にいつでも再生できるようになるという。ちなみに、70曲中5曲は、SMAPやゴスペラーズ、竹内まりやなどを手がける音楽プロデューサーの清水信之氏が作曲したとしている。

顔の部分に内蔵した7個のLEDが複雑なパターンで点滅し、感情を表現する 鼻の部分もボタンになっており、音量調節などが可能 スピーカーは背中に搭載。アクティブスピーカーとして屋外でも利用できる

動画サンプル
鼻やしっぽ、頭のボタンに触れると光と音と動きで喜怒哀楽を表現する
idog.mpg(約2.58MB)
 また、決められた曲を歌うだけでなく、作曲機能も搭載。2小節のメロディと25種類のパターンを組み合わせ、約3万通りの楽曲を自分で作曲・披露してくれる。なお、時折音程が外れたりする失敗作もあるとのこと。また、額の部分に光センサを内蔵しており、手をかざすことで曲調を変化させ、idogとのセッションが楽しめるという。

 また、後ろ足の付け根の部分にマイクを内蔵。ユーザーが歌ったり、音楽を聞かせることができる。idogは音楽で生きており、お腹が空いたとアピールしてきた時は、音を聞かせてあげると満腹になって元気になる。

 さらに、反対側の後ろ足にはステレオミニのアナログ音声入力も装備。ポータブルオーディオ機器などと接続すると、背中のスピーカーから再生するアクティブスピーカーとしても利用できる。なお、録音・再生機能は備えていない。

 スピーカーの音量は鼻のボタンで調節可能。楽曲再生中は曲に合わせて様々なアクションをしてくれるという。なお、電源は単4電池3本を使用し、連続約3時間遊ぶことができる。

ステレオミニの音声入力を装備 手のひらに乗る小型・軽量ボディ


■ 年内に日本で50万個を目指す

セガトイズの國分功代表取締役社長とハスブロ社のチーフマーケティングオフィサーのダンカン・ビリング氏

 セガトイズの國分功代表取締役社長は「玩具業界は非常に厳しい状況で、2004年のクリスマス商戦でもその傾向は改善していない」と現状を説明した上で、「だからこそ既存の玩具にとらわれない、新しい市場、新しい顧客満足を作ることが大切だ」として、ミュージックエンターテイメントペットという新しいカテゴリの革新性をアピールした。

 また、世界57カ国で販売し、計1,700万個を売り上げたココロボシリーズ「プーチ」の成功を振り返り「プーチの時と同じように、世界一の玩具メーカーであるハスブロ社と業務提携を結び、全世界での販売展開を実施する。全世界での具体的な目標数値は言えないが、国内では年内に50万個を販売したい」と意気込みを語った。

 ハスブロ社のチーフマーケティングオフィサーのダンカン・ビリング氏は「音楽は、すべての年代の子供達に共通の言語。プーチと同じように、idogも沢山の人々に受け入れられるだろう。米国では、犬は人間にとっての親友だと思われている。idogは子供だけでなく、音楽を愛するすべての人の親友になってくれるはずだ」と語った。


■ シリーズ展開も予定

 また、同日に行われた商談会の会場では、ラジオの公開録音をイメージしたidogの紹介イベントが実施された。ステージにはゲストとして、idogの音楽を担当した音楽プロデューサーの清水信之氏が出席。開発秘話を披露した。

idogの紹介イベントに登場した斉藤りささんと、音楽プロデューサーの清水信之氏

 清水氏はidog用の音楽の作曲にあたり、苦労した点について「idogは犬をモチーフにしているので、大きな意味では動物。人間も動物なので、音で表現する喜怒哀楽にはそれほど違いはない。むしろ、短いフレーズを組み合わせて3万通りもの音楽を作らねばならないので、組み合わせる際に、各フレーズのつなぎ目が不自然にならないようにするところが難しかった」と振り返った。

 同イベントの司会を勤め、清水氏と共にFM番組のパーソナリティーも勤めている斉藤りささんは、「本当にidogは可愛い。後ろから見た姿も、動きも、何もかも可愛い」とidogの魅力の虜になった様子。「バレンタインも近いし、価格も安いので、プレゼントにもピッタリかもしれない」と感想を述べた。

パッケージデザインも含めてiPodをイメージさせるidog。セガトイズによれば「デザイン面では最新のトレンドを追求した。そういう意味では音楽ツールとして広く受け入れられているiPodも意識している」とのこと

 また、セガトイズ広報宣伝部の原田美香子さんは、「今後の展開として、もっと小型のものや、大型のものがあっても良いと考えている」と語り、idogにシリーズ展開の予定があることを示唆。それを聞いた斉藤さんが「ラジオ機能を搭載して、震災などの緊急放送が聴けるようになると良いかもしれない。避難所などでidogが情報を流してくれたら、それだけで癒されそう」と話し、清水氏も「ラジオ番組のアシスタントとして、パーソナリティーのトークに相槌を打ったり、音を出したり、そういうマスコット的な存在として採用するのも面白そう」とアイデアを提案。原田さんに「開発チームに入ってください」と誘われる一幕もあった。

 なお、今後もプロモーション展開として、エイベックスグループの「day after tomorrow」によるidogのイメージソングが作られることが明らかにされた。発売前からラジオなどで同楽曲を使うほか、3月に発売されるday after tomorrowのアルバムにも収録される予定。また、idogをメインにしたラジオ番組も3月頃からオンエアされるという。

□セガトイズのホームページ
http://www.segatoys.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.segatoys.co.jp/press_release/pdf/20050119.pdf
□idogの公式サイト
http://segatoys.co.jp/idog/
□関連記事
【2001年9月13日】今度のプーチはノシノシ歩く!「セガトイズ ウオーキングプーチ」(GAME)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20010913/toy34.htm

(2005年1月19日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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