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JEITA、12月の電子機器国内出荷を発表。PDPは過去最高に
-通年でもプラス成長


1月26日発表


 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、2004年12月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。映像機器が好調で、全体の出荷金額は前年同月比115.0%と伸長し、3,280億円。13カ月連続のプラスとなった。

 映像関連では、液晶カラーテレビと、PDP、DVD録再機などが好調で前年同月比121.7%の2,404億円となり、18カ月連続のプラスとなった。

 反面、音声関連機器は前年同月比85.1%と低迷、2000年3月以来マイナス推移から脱していない。JEITAでは原因を「MD関連機器の需要一巡やCDラジカセの低迷など、市場を牽引するリーディング商品の不在」と分析している。

 カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、119万8,000台で前年同月比102.1%。CRTの減少幅は大きいが、液晶テレビやPDPは前年を上回った。CRT、液晶、PDPの台数構成比は57.8%、37.5%、4.6%。3カ月連続でCRTの構成比が6割を下回った。PDPは単月としては過去最高の5万6,000台を出荷、前年比で136.4%で19カ月連続のプラスとなった。

 DVDビデオは、前年同期比129.4%の138万3,000台。再生機は同89.5%と5カ月ぶりのマイナスとなっている。なお、録再機はDVDビデオの67%に達し、録再機の82%を占めるHDD内蔵型は同173.3%と、高い成長を続けている。

 なお、2004年通年では出荷金額2兆3,762億円、前年比113.1%で、3年連続のプラスとなった。特に映像分野の伸張が目立った。

【民生用電子機器国内出荷】
 2004年12月2004年累計
実績
(千台)
前年
同月比
(%)
実績
(千台)
前年
同月比
(%)
CRTカラーテレビ 692 77.8 5,754 80.3
 (内)30型以上 34 51.7 291 56.9
 (内)BSデジタルテレビ 52 80.8 367 87.4
PDP 56 136.4 340 142.3
 (内)BSデジタルPDPテレビ 54 145.7 313 152.9
液晶カラーテレビ 450 186.2 2,665 173.9
 (内)10型以上 422 206.1 2,406 194.5
VTR 204 57.6 1,848 62.6
DVDビデオ 1,383 129.4 7,240 139.1
 (内)録再機 932 164.9 4,071 207.5
  (内)HDD内蔵 768 173.3 3,178 241.9
 (内)再生機 451 89.5 3,169 97.7
  (内)VTR一体型 197 76.5 1,406 85.2
ビデオ一体型カメラ 125 99.9 1,587 94.7
ビデオプロジェクション 5 78.1 35 92.7
BSデジタルチューナ(*1) 0 21 15.7
CDプレーヤ 209 72.8 1,391 75.7
 (内)ポータブル型 201 72.5 1,311 75.5
MD 555 91.3 2,957 91.2
 (内)ポータブル型 551 91.7 2,907 91.6
HiFiアンプ 50 101.3 307 98.9
HiFiスピーカーシステム 33 74.9 276 80.9
カーナビゲーションシステム 289 115.0 3,505 123.9
 (内)DVD-ROMタイプ 191 108.5 2,471 120.8
 (内)HDDタイプ 89 143.7 911 173.1
カーカラーテレビ 108 114.5 1,180 113.6
カーCDプレーヤー 522 97.8 6,329 96.9
カーMD 23 91.0 298 83.3
*1 4月調査から地上デジタルチューナ共用機を除いている

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□2004年12月国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2004/ship_12.htm

(2005年1月26日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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