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深呼吸の必要は、詩人 長田弘氏の詩集と同名のタイトルを冠し、「月とキャベツ」や「昭和歌謡大全集」の篠原哲雄監督が若手俳優を集め、「ホワイトアウト」の長谷川康夫の脚本を映像化した作品。 沖縄の離島に、本土からやってきた5人の若者が降り立った。人手不足の農家でさとうきびの収穫を手伝うアルバイト、通称「きび刈り隊」に応募した若者達を、平野家のおじいとおばあが出迎えた。「言いたくないことは言わなくてもいい」が信条の平野家で、5人は初めてのさとうきび刈りを開始する。 しかし、畑を埋め尽くす約7万本のさとうきびは容易に刈れず、能率は悪化。次第に人間関係にも暗雲が垂れ込め、各々が抱えていた過去も明らかに。やがて、思いもよらない事件が発生してしまう。
出演は香里奈、成宮寛貴、金子さやか、久遠さやか、長澤まさみほか。DVDは通常版(BCBJ-2038、3,990円)と、初回限定「プレミアムディスク」(BCBJ-2037、6,300円)の2種類を用意。プレミアムディスクは特典ディスクを加えた2枚組みとなっており、撮影秘話やさとうきび図鑑、監督インタビュー、フォトギャラリーなどを収めている。
HMV渋谷のインストアイベントには、DVD購入者限定で150名が招待され、香里奈さんと篠原哲雄監督のトークショーが行なわれたほか、プレミアムディスク購入者には直筆サインが手渡された。
今回のロケ場所の選定について篠原監督は、「沖縄の島で、ハブが出ないところという条件で探した。生活に困らないところ、東京からアクセスしやすいところなど、もろもろの条件で宮古島になった」という。ただし、「台風が来てしまったので、当初、予定していた畑が壊滅状態になり、急遽、刈る畑は別の島を探して、沖永良部島を使った」とのこと。 そのロケ場所の香里奈さんの印象は、「日本にもこんなきれいな海と自然があるんだなと、感動した」という。また、最初にさとうきび畑を見たときには、すべて刈るのは「無理だな」と思ったと語る。しかし、「実際に刈ってみると、これが楽しくて、どんどんどんどん刈って、(ほかの出演者の)みんなも結構はまっていた」という。 また、今回の映画の演技では、「台本には“……”というのが多くて、自分で考える芝居だったので、それが難しかった」と撮影での苦労を語った。篠原監督も「行間が大切な脚本で、普通の演出とはちがう楽しみができた」という。
最後に篠原監督は「何度でも観られるタイプの映画。音を大きくして観てほしい」、香里奈さんは「疲れた人に見てもらいたい」とDVDをPRした。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2005年1月31日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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