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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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NECビューテクノロジー株式会社は、データ用プロジェクタ「ビューライトシリーズ」の新モデルとして、ミラー投写方式を採用したDLPプロジェクタ2機種を発売する。価格と発売時期は、電子ペンを使って投写画面へ書き込みが行なえる上位モデル「WT615J」が3月中旬発売で680,400円、下位モデル「WT610J」が2月中旬発売で627,900円。 レンズではなく、非球面ミラーで拡大投影する「ミラー投写方式」を採用したDLPプロジェクタ。レンズ方式に比べて投写距離を大幅に縮めることが可能で、40型が約6cm、60型が約26cm、100型でも約66cmの距離から投写可能。設置場所に左右されないプレゼンテーションが行なえるという。2003年8月に発売された「WT600」の後継モデルとなっており、輝度やコントラスト比が向上。無線LAN機能なども追加されている。 どちらのモデルも解像度1,024×768ドットの0.7型DMD素子を搭載。光源として275WのDCランプを採用。測定器をスクリーンと平行に配置するJIS規格に沿って計測した輝度は2,000ルーメンだが、ミラー投写方式の場合は光全体を取り込めないため、測定器を光軸に対して垂直に配置した独自の計測では3,500ルーメンになるという。 コントラスト比は3,500:1。同梱するPCカードタイプのIEEE 802.11b/g対応無線LANアダプタを、プロジェクタのPCカードスロットに装着することで、PCからワイヤレスで映像の投写が可能。さらに、「高速高画質符号化」技術を採用。PCの性能にあまり左右されずに、複雑な資料もWT600の約3倍のスピードで伝送できるという。また、USB端子も装備し、USBメモリに収録した静止画も表示できる。 投写機能では、黒板など、白色以外の平面に投写した場合でも、白いスクリーンに投写した色に近づける「壁色補正機能」を搭載。黒板、オフィスや学校の壁、パーテーションの色など、6色のメニューから選択できる。 ほかにも、最大4倍までの拡大表示機能、誤動作防止、設定変更防止、使用防止機能なども搭載。映像入力解像度は最大1,600×1,200ドットまで対応し、独自の「アドバンスド・アキュブレンド」機能により、文字欠けや線欠けのない表示が行なえるという。 WT615JとWT610Jの違いは「お手軽電子ボード」機能の有無のみで、WT615Jのみに搭載。センサーを埋め込んだ付属の電子ペンを使用し、投写画面に直接文字などを書き込める。壁や黒板を電子ボードとして利用でき、書き込んだ内容の保存もできる。 映像入力はPC用としてDVI-IとアナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)を各1系統用意。別売の変換アダプタ「ADP-CV1」(1,575円)により、コンポーネント端子としても機能する。そのほかの映像端子はS映像とコンポジットを各1系統。映像出力はアナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)を1系統備。音声はPC用にステレオミニを2系統、S映像とコンポジット共用のアナログ入力を1系統用意する。ステレオミニの音声出力を1系統備えるほか、1W×2chのステレオスピーカーも内蔵する。
外形寸法は380×313×318mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約6.4kg。消費電力は370W。レーザーポインタ付きのワイヤレスリモコンなどを同梱する。
□NECビューテクノロジーのホームページ
(2005年1月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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