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バンダイビジュアル株式会社は、バンプレストの人気ロボットシミュレーションゲーム「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION」をアニメ化。OVAシリーズ「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」として5月27日に第1巻を発売する。以降、2巻は8月26日、3巻は11月25日に発売予定。
DVDの第1巻は、初回限定生産の「Limited Edition」と通常版の2種類を用意。価格はLimited Editionが7,140円、通常版が3,990円。Limited Editionには特典映像を収録した「SPECIAL DISC」に加え、封入特典として劇中に登場するロボット「PTX-007-03C ヴァイスリッター」の彩色済みアクションフィギュアが付属する。 映像はビスタサイズをスクイーズ収録。本編の収録時間は約30分。ディスクは片面1層となっている。 「スーパーロボット大戦」は、マジンガーZ、ゲッターロボ、ガンダム、エヴァンゲリオンなど、新旧問わず、人気アニメのロボット達が勢揃いし、対決したり、共に戦ったりできるシミュレーションゲーム。ゲームボーイ版を皮切りに、ゲームキューブやプレイステーションなど、様々なゲーム機に移植された人気シリーズだ。
そして、同シリーズのみに登場する、ゲームオリジナルのロボットやキャラクター達をメインに据え、独自のストーリーを展開する「ORIGINAL GENERATION」シリーズも発売されている。今回、アニメ化が決定したのはこのORIGINAL GENERATIONとなっている。
舞台は新西暦と呼ばれる時代。2つの隕石の同時落下による被害を乗り越えた人類は、活躍の場を宇宙にまで広げていた。だが、新西暦179年に3つめの隕石が落下。調査の結果、それは人工物であることが判明。内部には未知の物質と技術が封印されていた。そこから得た情報により、地球外知的生命体の侵攻を予期した地球連邦軍は、地球防衛のため、人型の機動兵器「パーソナルトルーパー」の開発を決定。異星人の技術を使わないATX計画と、未知の技術を使ったSRX計画などがスタートし、計画に関わるパイロット達は様々な戦いに身を投じていく。 第1話では、新型の機動兵器の発表会場が、何者かに襲われ、同時に各地の地球連邦軍の基地も襲撃を受ける。ATXチームのキョウスケ・ナンブ、エクセレン・ブロウニングらは事態の収拾のために出撃する……というストーリー。 「ゲームも含めると、キャラクターとの付き合いは長いです。だから、アニメになると聞いた時はビックリして、すごくうれしかった」と語るのはATXチームの一員、エクセレン・ブロウニング役の水谷優子さん。ATXチームのリーダー、キョウスケ・ナンブを演じる森川智之さんも「ゲームとアニメではやっぱり雰囲気が違いますけど、同じようにマイクの前で精一杯闘えました」と、第1話のアフレコの感想を語る。手塩にかけたキャラクター達がアニメ化という新たな展開を迎えたということで、出演声優の皆さんの感慨も大きいようだ。
リュウセイ・ダテ役の三木眞一郎さんは、アフレコという面から見たゲームとアニメの違いについて「ゲームの音声では、基本的に共演者との会話が成立しにくいんです。その面では、アニメになってキャラクター達と会話できるのが嬉しかった」という。
自身もゲーム版スーパーロボット大戦シリーズの大ファンで、かなりやりこんだというのはライディース・F・ブランシュタイン役の置鮎龍太郎さん。「ロボット大戦はアニメのロボットがゲームの中に登場するのが面白いが、今度はその逆。ゲームの中で生まれたロボットがアニメでどんな動きをするかを楽しみにしてほしい。1人のゲームファンとしても、とても楽しみにしている」と、見所を語ってくれた。 アヤ・コバヤシ役の冬馬由美さんは、アフレコ現場の雰囲気について「出演している声優さん達は豪華な面々で、ベテランも多く、とても良い雰囲気で収録できました」と振り返る。作品については「良い意味でシンプルな、勧善懲悪のロボットアニメは久しぶりだなと感じました。皆マイクの前で熱く演じましたので、皆さんにも熱く観てほしいです」と語った。
声優さん達にお話を伺っていると、「熱さ」、「熱血」という言葉が沢山聞かれた。やはりロボットアニメには欠かせない要素ということなのだろう。森川さんは「カッコ良いセリフを叫んだりするのはロボットアニメの醍醐味。パーソナルトルーパーの戦いはビジュアルのパワーが強いので、それに負けないように声がかすれるほど叫びました。この“かすれ”もロボットもので重要なところですね」と、プロならではのこだわりを教えてくれた。
また、三木さんによれば、「第1話は主要キャラクターが総登場するだけだと思われるかもしれないが、誰もがアッと驚くような展開が待ち受けています。これも楽しみにしてください」とのこと。ゲームと連動した作品だが、アニメ独自のストーリー展開にも期待できそうだ。なお、監督はゲッターロボシリーズなどを手掛けた川越淳氏が担当。どちらかというと難解な作品が多い昨今のアニメ界だが、久々に登場した本格派・ロボットアニメの今後にも注目していきたい。
□スーパーロボット大戦のホームページ
(2005年2月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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