◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
デジタル家電向けHDD I/F規格「CE-ATA」が策定
-対応機器は2005年末にも登場


3月3日(現地時間)発表


 米Intelは現地時間の3日、サンフランシスコで開催中の開発者向け会議「IDF(インテル・デベロッパ・フォーラム) Spring 2005」にて、携帯端末やデジタル家電向けのストレージ・インターフェイス規格「CE-ATA 1.0」の最終版を公開した。

 CE-ATAは、小型HDDなどでの利用を想定したインターフェイス規格。従来のIDEなどよりピン数が少なく「低電圧で、電力効率、コスト効率、実装効率など、小型機器に求められる要件を満たすインターフェイス」としている。

 2004年9月に米Intel、日立グローバルストレージテクノロジーズ、Seagate、Marvell Semiconductor、東芝アメリカ・インフォメーション・システムズが、規格策定のためのイニシアチブを設立。

 IntelのCE-ATAシニア・プリンシパル・エンジニアのクヌート・グリムスラッド氏は「イニシアチブの設立から6カ月と、当初の予定よりかなり早い時期に1.0を提供できるのは嬉しい驚き。2005年末までにはCE-ATAに対応した製品が市場に投入されるだろう」と語っている。

 なお、これに伴い、IDFの会場ではMarvell SemiconductorのCE-ATA対応HDDの試作品を搭載した、Intel製携帯メディアプレーヤーを使用し、動画を再生するデモが行なわれた。

 試作品のHDDは、市販されている1.8インチHDDに、Marvell Semiconductor製の「88i6310 SOC」を使用した小型チップセットとファームウェア、フラッシュメモリ、モータコントローラ、スイッチングレギュレータ、プリアンプなどを実装。ホストシステムには、IntelがPDA向けに開発した「PXA270」プロセッサを搭載したボードが利用され、その上で試作のホストドライバが動作している。

 また、同じくMarvell Semiconductorのチップセットとファームウェアを採用した日立GSTの1.8インチHDDから動画をPDAで再生するデモも行なわれている。


□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□プレスリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2005/050304b.htm
□関連記事
【2004年9月13日】日立GSTやIntelなど、デジタル家電向けHDDインターフェイスを策定
-携帯端末などで利用できる「CE-ATA」を来春投入
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040913/ceata.htm

(2005年3月4日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.