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ソニー、出井会長が退任。後任はストリンガー副会長
-安藤社長も退任。「エレクトロニクス事業の復活を目指す」


新会長に就任予定のハワード・ストリンガー副会長

3月7日発表


出井伸之CEO

 ソニーは7日、出井伸之会長兼グループCEOと安藤国威社長が6月22日をもって退任、後任の会長にハワード・ストリンガー副会長が、社長には中鉢良治副社長が就任すると発表した。

 6月22日開催の株主総会の承認を経て、正式に移行する予定で、出井会長と安藤社長はそれぞれ最高顧問、顧問として新経営陣をサポートしていくという。グループCFOは引き続き、井原克美現執行役副社長兼CSO&CFOが就任する。

 同社では、「出井伸之を中心とする現執行体制の元では、グループ内の経営資源の有効配分、グループ内における連携が促進され、エンターテインメントビジネスの業績向上、モバイルビジネスの基盤確立、次世代半導体開発の進展、金融事業の統合などの成果が生み出された」としており、今後は「エレクトロニクス、エンタテインメント、テクノロジーの各分野における戦略実施を通じて、グローバル企業としてさらなる発展を目指す」と説明している。

 ストリンガー新CEOは、米CBS出身で'97年にソニー・コーポレーション・オブ・アメリカの社長に就任。その後、ソニーピクチャーズ会長などを経て現在は取締役 執行役 副会長兼COO(エンタテインメントビジネスグループ担当)。今後ニューヨークと東京の両オフィスを拠点としながら、ソニーのグループ経営全般を統括。また、エンターテインメントビジネスグループの責任者、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ会長兼CEOも引き続き兼任する。

 ストリンガー新CEOは、「ソニーのエンジニアリングとテクノロジーという2つの柱をコンテンツ開発分野における圧倒的な力とうまく合体させ、コンシューマの皆さんに最高のエレクトロニクス機器とエンタテインメントをお届けしたい」とコメント、中鉢新社長は「最重要課題であるエレクトロニクス事業の強化に注力していく」と意気込みを語っている。

 また、久夛良木健 現執行役副社長 兼 COOも退任。ゲームビジネスグループ担当は継続しながら、グループ役員となる。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200503/05-015/index.html
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200503/05-014/index.html

(2005年3月7日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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