|
株式会社東芝は、Ethernet接続用コントローラ(EthernetMAC)や、ATA/ATAPIインターフェイス(Ultra ATA/100)、暗号機能回路などを1チップに内蔵したデジタル情報機器向け64ビットRISCマイクロプロセッサ「TX4939XBG-400」を発表。サンプル出荷を8月に開始し、10月から月産10万個の規模で量産を行なう。サンプル価格は4,200円。 OSとして、モンタビスタソフトウェアジャパンの「MontaVista Linux」および、ウインドリバーの「VxWorks」などをサポートする。また、評価用のリファレンスボードもあわせて商品化される予定。 TX4939XBG-400には、90nmプロセスを採用。米MIPSのRISCアーキテクチャを利用した同社独自のプロセッサコア「TX49/H4」を搭載し、動作周波数400MHzを実現した。さらに、命令キャッシュメモリとデータキャッシュメモリを各32KB内蔵した、4ウェイセットアソシエイティブ方式を採用。キャッシュのヒット率が向上し、機器の高速処理化、高性能化を図ることができるとしている。 DDR400まで対応のDDR SDRAMコントローラを装備するほか、暗号機能として共通鍵「DES/3DES/AES」、公開鍵「RSA」、ハッシュ関数「SHA1/MD5」の機能をサポート。乱数発生回路も内蔵している。また、EJTAG(デバッグサポートユニット)を内蔵することにより、各種ブレイクポイントの設定やリアルタイムな解析が可能となっている。 そのほかにも、PCIコントローラ(6チャンネル、33/66MHz)、AC-Linkコントローラ、I2Sコントローラ(5.1chと2ch)を内蔵。パッケージはプラスチックで27×27mm、BGA 456ピンとなっている。
□東芝のホームページ
(2005年3月7日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|