カイン ラボラトリー、真空管アンプ4機種を発売

■ SC-6L

　オーソドックスながらも、徹底的にこだわった回路構成と電気回路を採用したというプリアンプ。真空管は「12AX7」を2本、「12AU7」を2本、「5AR4」を1本採用。5系統の入力と1系統の出力を備えている。

　周波数特性は10Hz～100kHz(±0.5dB)、全高調波歪率は0.01%。S/N比は95dB。入力インピーダンスは250kΩ。出力インピーダンスは3kΩ。トータルゲイン20dB。外形寸法は210×320×160mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7kg。消費電力は30W。

SC-6L	背面

■ A-70T

A-70T

　真空管にKT88を採用。EI型トランスを搭載したパワーアンプ。新たに真空管5AR4の整流管を使用し、より鮮明な音を実現したという。

　また、前面パネルの切り替えスイッチを操作することで、EL-34との互換性も確保。好みに応じて使い分けることができる。バイアス調整は自己バイアスで、リモコンも付属している。

　出力は55W×2ch(8Ω/ULTRALINEAR)、26W×2ch(8Ω/TRIODE)。周波数特性は15Hz～40kHz(±3dB)。全高調波歪率は1%(1kHz)。S/N比は91dB。出力インピーダンスは4/8Ω。消費電力は280W。外形寸法は440×397×210mm(幅×奥行き×高さ)。重量は26.5kg。

■ Houston Mini 2004

Houston Mini 2004

　出力13W×2chのプリメインアンプ。使用真空管は6P6Pを4本、ECC-83を2本採用。アンプ部と電源部の2ピース構成を採用しており、アンプ部の外形寸法は164×210×132mm(幅×奥行き×高さ)。電源部は164×173×60mm(同)。総重量は6.5kg。

　NF型イコライザを採用し、6段階の音質調整機能を搭載。周波数特性は20Hz～20kHz。全高調波歪率は1%以下。S/N比は90dB以上。出力インピーダンスは4～16Ω。ヘッドフォン出力を背面に備えるほか、入力端子も2系統備えている。

■ Audio Space PHONO-ONE

Audio Space PHONO-ONE

　MM/MCの2系統入力と、MCの6段階インピーダンス切り替えが可能なフォノアンプ。真空管は12AX7を4本、6SN7を1本使用。周波数特性は10Hz～80kHz。全高調波歪率は0.3%以下。S/N比は82dB。

　MM/MCの切り替えと、RUMBLEカットのON/OFFスイッチを前面に搭載。出力は2系統備えている。外形寸法は266×278×164mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7.8kg。

□カイン ラボラトリーズのホームページ
(3月17日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.cayinlabo.com/

(2005年3月17日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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