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ラックスマン、創業80周年記念のパワーアンプ
-最大出力2,000W、189万円のハイエンドモデル


※写真はCGです
5月発売

価格(1台):189万円


 ラックスマン株式会社は、創業80周年記念モデルとして、モノラルパワーアンプのフラッグシップモデル「B-1000f」を5月に発売する。価格は1台189万円。

3段ダーリントンで構成された4パラレルプッシュプルの電流増幅回路を4モジュール採用

 ‘95年に創業70周年を記念してリリースされたモノラルパワーアンプ「B-10」を越える物理的性能を目指して開発されたフラッグシップモデル。最大出力は1,000W(2Ω時)、2,000W(1Ω時)。定格出力は250W(8Ω時)、500W(4Ω時)。同社は「どのような負荷条件においても、全音量域で再生する音楽のダイナミズムを一切スポイルすることがない」と説明している。

 3段ダーリントンで構成された4パラレルプッシュプルの電流増幅回路を採用し、その回路を4モジュール使用。ODNF出力を2系統として、ダーリントンの1段目をドライブ、その出力をさらに2系統として2段目をドライブする方式で、4×4のアプトプット構成を実現している。

 また、独自の帰還回路「ODNF(Only Distortion Negative Feedback) 」の最新バージョン2.3を搭載。従来のNFB回路に備わっていた位相補正やDCサーボアンプを排除。出力から歪成分だけを増幅回路の最終段へフォードバックするなど、NFB手法を音楽信号から切り離すことで、初期スルーレートの速さと超広帯域を獲得。全帯域の音色の統一も図っている。

電源部には2mm厚の平型銅巻線を直出ししたEI型スーパーレギュレーショントランスを搭載

 電源部には2mm厚の平型銅巻線を直出ししたEI型スーパーレギュレーショントランスを搭載。電源から出力段までの主要ラインには、最大2mm厚のOFCバスバーで直結する「ハードワイヤリング接続」を採用している。また、シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や発生磁界の影響を遮断するループレスシャーシ構造を使用している。

 基板上の信号ラインは、線間容量を極小に抑えたピールコート金メッキ基板を全ての回路に採用。入力端子は新素材カッパーアロイから削り出したRCAプラグを使用。ACインレットには、電極に結晶方向を揃えるために超低温アニール処理を施している。また、付属の電源ケーブル「JPA-20000」もB-1000f用に新たに開発された。

 筐体の外装はアルミパネルで構成。四隅が丸いラウンドフォルムを採用している。さらに、リモート端子を装備。専用リモート出力端子のあるプリアンプ(C-10/9/8fなど)などと接続することで、プリアンプの電源スイッチと連動し、本体のON/OFFが切り替わるようになる。

 入力端子は同軸(RCA)、バランスを各1系統用意。外形寸法は428×592×293mm(幅×奥行き×高さ)。重量は64kg。

□ラックスマンのホームページ
http://www.luxman.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.luxman.co.jp/presspro/b1000f.html

(2005年3月22日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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