◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
松下、明環境での表現力を高めたデータプロジェクタ
-IEEE 802.11g無線LANを搭載。動画転送にも対応


TH-LB30NT

4月5日より順次発売

標準価格:365,400円~522,900円


 松下電器産業株式会社は、IEEE 802.11gに対応した液晶データプロジェクタを4月5日より順次発売する。XGA解像度の液晶プロジェクタで、輝度3,000ルーメンの「TH-LB30NT」と2,000ルーメンの「TH-LB20NT」を用意。「TH-LB30NT」は6月10日より522,900円で、「H-LB20NT」は4月5日より365,400円で発売される。

TH-LB20NT

 TH-LB30NTは0.8インチ/1,024×768ドット液晶パネルを搭載し、輝度は3,000ルーメン。コントラスト比は400:1。レンズは光学1.2倍手動ズーム(F1.7~1.8)。ランプは220W UHM。

 入力端子はD-Sub 15pinのアナログRGB入力を2系統と、S映像、コンポジットを各1系統装備。アナログRGBはコンポーネント兼用で、1系統が入出力兼用となっている。4系統5端子の音声入力(RCA×1、M3×3)も備えている。外形寸法は327×233×75mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.6kg。

 TH-LB20NTは0.7インチ/1,024×768ドット液晶パネルを搭載し、輝度は2,000ルーメン。コントラスト比は400:1。レンズは光学1.2倍手動ズーム(F1.7~1.9)。ランプは155W UHM。映像入力はTH-LB30NTと共通で、音声入力は1系統。外形寸法は297×210×65mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kg。


TH-LB30NT背面 TH-LB20NT背面

PC用コントロールソフトの「ワイヤレスマネージャー ME2.0」

 両モデルとも無線LANを高速化。IEEE 802gに対応し、動画を用いたプレゼンテーションでも無線伝送を可能にしたという。対応する動画形式はWindows Media Playerで再生可能なフォーマット(.asf/wmv/avi/mpgなど)で、音声の送信も可能。DRM設定されたコンテンツの送信は行なえない。

 パソコン用のソフトとして「ワイヤレスマネージャー ME2.0」が付属する。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。


電源ボタン左上のセンサーで明るさを検出

 さらに、明るい場所での映像表現力を向上させた「デイライトビュー」を搭載する。デイライトビューは、本体上部の明度センサーで周辺環境の明るさを検知し、色の濃度を調整することで、明るい場所での映像視認性を高める機能。

 通常のプロジェクタ利用時には照明を消したり、カーテンを閉めて暗くして、視認性を高める必要があるが、プレゼンテーション用途では、「手元の資料が読めない」、「ノートが取りづらい」などの意見もあり、明るい場所でも利用したいという要望が多いため、今回デイライトビューを搭載したという。


デイライトビューON(左)、OFF(右)。周囲の明るさにあわせて色の濃淡を調整する

 また、4台/16台のパソコンの画面を同時表示できる「マルチライブモード」も搭載。電源ONから出画まで約2秒のスピードスタート機能、使用後すぐにコンセントを抜くことができるダイレクトパワーオフ機能などを搭載する。

16画面の同時表示が可能なマルチライブモード 光学系の小型化により、本体の省スペース化を実現した

島岡克明SUB長

 発表会では、パナソニックAVCネットワークス社システム事業グループ プロジェクターSBUの島岡克明SUB長が、製品戦略について説明。

 ワイヤレス化などの先進ソリューションや、プロ機で培った高画質などをアピールしながら、プロジェクタ市場の拡大について言及。昨年11%だったシェアについては「2005年度は15%、2007年には20%を目指す」と説明した。


□松下電器のホームページ
http://panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050323-2/jn050323-2.html

(2005年3月23日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.