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松下電器産業株式会社は、IEEE 802.11gに対応した液晶データプロジェクタを4月5日より順次発売する。XGA解像度の液晶プロジェクタで、輝度3,000ルーメンの「TH-LB30NT」と2,000ルーメンの「TH-LB20NT」を用意。「TH-LB30NT」は6月10日より522,900円で、「H-LB20NT」は4月5日より365,400円で発売される。
TH-LB30NTは0.8インチ/1,024×768ドット液晶パネルを搭載し、輝度は3,000ルーメン。コントラスト比は400:1。レンズは光学1.2倍手動ズーム(F1.7~1.8)。ランプは220W UHM。 入力端子はD-Sub 15pinのアナログRGB入力を2系統と、S映像、コンポジットを各1系統装備。アナログRGBはコンポーネント兼用で、1系統が入出力兼用となっている。4系統5端子の音声入力(RCA×1、M3×3)も備えている。外形寸法は327×233×75mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.6kg。 TH-LB20NTは0.7インチ/1,024×768ドット液晶パネルを搭載し、輝度は2,000ルーメン。コントラスト比は400:1。レンズは光学1.2倍手動ズーム(F1.7~1.9)。ランプは155W UHM。映像入力はTH-LB30NTと共通で、音声入力は1系統。外形寸法は297×210×65mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.2kg。
両モデルとも無線LANを高速化。IEEE 802gに対応し、動画を用いたプレゼンテーションでも無線伝送を可能にしたという。対応する動画形式はWindows Media Playerで再生可能なフォーマット(.asf/wmv/avi/mpgなど)で、音声の送信も可能。DRM設定されたコンテンツの送信は行なえない。 パソコン用のソフトとして「ワイヤレスマネージャー ME2.0」が付属する。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。
さらに、明るい場所での映像表現力を向上させた「デイライトビュー」を搭載する。デイライトビューは、本体上部の明度センサーで周辺環境の明るさを検知し、色の濃度を調整することで、明るい場所での映像視認性を高める機能。 通常のプロジェクタ利用時には照明を消したり、カーテンを閉めて暗くして、視認性を高める必要があるが、プレゼンテーション用途では、「手元の資料が読めない」、「ノートが取りづらい」などの意見もあり、明るい場所でも利用したいという要望が多いため、今回デイライトビューを搭載したという。
また、4台/16台のパソコンの画面を同時表示できる「マルチライブモード」も搭載。電源ONから出画まで約2秒のスピードスタート機能、使用後すぐにコンセントを抜くことができるダイレクトパワーオフ機能などを搭載する。
発表会では、パナソニックAVCネットワークス社システム事業グループ プロジェクターSBUの島岡克明SUB長が、製品戦略について説明。 ワイヤレス化などの先進ソリューションや、プロ機で培った高画質などをアピールしながら、プロジェクタ市場の拡大について言及。昨年11%だったシェアについては「2005年度は15%、2007年には20%を目指す」と説明した。 □松下電器のホームページ (2005年3月23日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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