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クラリオン、内蔵メモリに録音可能なカーオーディオ
-iPodとの連携可能。2DINサイズ3機種も


「DXZ955MC」。TFT液晶を採用し、視認性を高めた
5月下旬より順次発売

標準価格:31,290円~78,750円


 クラリオン株式会社は、カーオーディオ「ADDZEST(アゼスト)」ブランドの新モデルとして、1DINサイズのCDレシーバ1機種と、2DINサイズのCD/MDレシーバ3機種、アクティブ・サブウーファ2機種の計6機種を発売する。各モデルの型番、仕様、価格、発売日は下表の通り。

サイズ/種類 仕様 型番 価格 発売時期
1DIN TFT液晶タッチパネル仕様
CD(MP3/WMA)
ミュージックキャッチャー
DXZ955MC 78,750円 6月下旬
2DIN CD(MP3/WMA)、MD DMZ655MP 47,250円 5月下旬
CD/MD DMZ555 42,000円
DMZ355 39,900円
サブウーファ 17cm径 SRV313 31,290円
14cm径 SRV616


■ DXZ955MC

DXZ955MC(上段)

 1DINサイズのカーオーディオながら、タッチパネル型の4.2インチTFT液晶ディスプレイを採用。視認性を高めたほか、不要なハードウェアボタンを極力排除し、「画面に触れるという直感的な使いやすさを追求した」(同社)という。

 また、本体にフラッシュメモリを内蔵。CDドライブから音楽CDをリッピングし、メモリに保存できる。なお、メモリ容量やフォーマットは非公開だが、録音モードはHQ/LPの2種類を用意。LPモードで最大で約353分の録音が行なえるという。なお、楽曲のダビング速度は等速となる。

 また、CD-R/RWディスクに記録したMP3/WMAファイルの再生に対応。ID3タグの日本語表示もサポートする。

iPod接続用ユニットは今夏発売。写真は「DXZ555MP」と組み合わせたところ

 さらに、iPodを接続するための専用ユニット「EA1251A」も今夏に発売予定(価格未定)。このユニットを介してiPodの音声をカーオーディオから再生できる。レシーバからiPodの制御も行なえるが制約があり、曲の再生/停止/早送り/巻き戻しなどの基本操作に加え、全曲再生モードと、最大5個のプレイリスト再生のみ利用可能。ID3タグ情報の英数表示も行なえる。

 対応するiPodは第3世代以降とiPod mini/photo。なお、EA1251AはDXZ955MC専用のアダプタではなく、同社のカーオーディオシリーズが採用している拡張インターフェイス「CeNET」に対応したユニット。そのため、DXZ955MC以外でも、CeNETを備えた機種であればiPodと連携できる。

 音質面ではバーブラウン製の24bit DACを6ch分搭載。さらに独自のDSP「AC プロセッサー Ⅳ」を搭載。同DSPには3ウェイ/2ウェイの両システムに対応できる「3WAY デジタルクロスオーバーネットワーク」や、6ch独立した設定が行なえる「デジタルタイムアライメント」、アンチディストーションフィルタなどが内蔵されている。

 アンプ部の定格出力は18W×4ch(4Ω時)。AM/FMチューナも内蔵するほか、リモコンが付属している。


■ DMZ655MP/555/355

 2DINサイズのCD/MDレシーバ。655MPと355は728色に発光するバリアブルカラー仕様となっており、車内のカラーリングと合わせた発色を設定可能。また、DMZ355は「アクリルフェイスシリーズ」となっており、クリアパネルを採用した、透明感のあるデザインになっている。

 いずれのモデルもCD/MDデッキを内蔵。上位モデルの655MPのみ、CD-R/RWに記録したMP3/WMAファイルの再生もサポート。ID3タグの日本語表示やプレイリスト再生にも対応する。また、3機種とも23バンドのスペクトラムアナライザを搭載。音楽の変化やリズムも視覚的に表現する。

 音質面ではDSPを備え、STADIUM/HALL/CLUB/CHURCH/L-ROOMの5種類の音場が選択可能。音楽のジャンルに合わせて3つのイコライジングパターンが選べ、各パターンのゲインを自由に設定できる「Zエンハンサープラス」も利用できる。

 さらに、655MPと555では、ロードノイズにかき消されがちな50Hz付近をブーストする「Magna Bass EX」や、ディスプレイ表示をOFFにすることで、表示機器からのノイズを軽減し、音質を高める機能も備える。AM/FMチューナを内蔵。アンプ部の定格出力は3機種共通で、17W×4ch(4Ω時)。

DMZ655MP DMZ555 DMZ355


■ SRV313/616

 SRV313は、マグネットをウーファコーンの上側にセットする独自の「カウンタードライブ方式」を採用したアクティブ・サブウーファ。同機構を採用することで、筐体の小型・軽量化が図れるという。外形寸法は310×210×65mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2kg。

 ユニットは17cm径のコーン型。デュアルボイスコイル仕様となっており、アンプ部の定格出力は60W(30W×2)。再生周波数帯域は30~200Hz。カットオフ周波数は50/75/100/120Hzの4段切り替えとなっている。

 ローパスフィルタの設定やゲインコントロール、位相切り替えなどの調節が行なえるワイヤードリモコンを付属。筐体はアルミダイキャスト製。パワーインジケータを兼ねたブルーLEDのイルミネーションを搭載。入力はRCAとスピーカー入力に対応する。

 616は、14cm径のコーンウーファを採用。デュアルボイスコイル仕様となっており、アンプ部の定格出力は60W(30W×2)。再生周波数帯域は20~200Hz。カットオフ周波数は50/75/100/120Hzの4段切り替え。

 筐体はアルミ押し出し成型で、共振を防止。ワイヤードリモコンやブルーLEDイルミネーションも採用している。外形寸法は160×400×170mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.3kg。入力はRCAとスピーカー入力をサポートする。

SRV313 SRV616


□クラリオンのホームページ
http://www.clarion.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.clarion.co.jp/news/050426_1/index.cfm
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(2005年4月26日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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