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ソニーと東芝は、10日付け日本経済新聞の「次世代DVDをソニー方式で統一」とする記事に対して、コメントを発表した。 日本経済新聞では、「ソニーや松下電器などが推進するブルーレイディスクのカバー層0.1mm方式の採用を軸に調整し、それを東芝が受け入れる。代わりに東芝のソフトウェア技術を統合した新規格を立ち上げる」と報道された。しかし、東芝、ソニーではこの統合報道を強く否定した。 東芝は、「ソニーや松下と交渉を続けているのは事実」としながらも、「0.1mm方式を統一案としているという事実はない」と0.1mmでの統一を完全に否定。また、来週のHD DVDプロモーショングループの会合で統一案を打診するとの報道には、「そもそもプロモーショングループはフォーマットを決めるグループではない。もちろん統一案の打診なども行なわない」としており、週内に具体的な統一案をまとめることも真っ向から否定している。 ただし、「ユーザーの利便性を考えれば、シングルフォーマットがもっとも理にかなっている。交渉は続けていく」とした。なお、同社では11日よりラスベガスで開催される光ディスク関連展示会「Media-Tech」でHD DVDの大容量化技術などを発表する予定。 また、ソニーも、「ユーザーにとってより良い環境を提供することを目的として、従来同様に交渉を続けている」とはしているものの、「シングルフォーマットは理想ではあるが、4月21日の段階から特に進展はない。0.1mmの統一案というのも全く決まっていないこと」とコメント。「今回の報道で正しいのは、ソニーと松下、東芝の3社で交渉を行なっているということだけ」としている。 □ソニーのホームページ (2005年5月10日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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