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ケンウッド、独自の「ACDrive」採用カーオーディオ
-専用ディスクを作成。プレイリスト再生や画像表示が可能


iPod接続ユニットとL909を組み合わせた利用イメージ
5月中旬より順次発売

標準価格:「L909」68,250円
      「KSC-S9」24,990円
      「KAC-6202」22,050円


 株式会社ケンウッドは、カーオーディオの新モデルとして、独自の「ACDrive」を搭載した1DINサイズのCDレシーバ「L909」と、サテライトスピーカー「KSC-S9」、パワーアンプ「KAC-6202」を発売する。発売時期と価格は、L909が5月下旬で68,250円、KSC-S9が5月下旬で24,990円、KAC-6202が5月中旬で22,050円となっている。


■ L909

L909

 1DINサイズのカーオーディオのハイエンドモデルで、CDとFM/AMチューナ、アンプを内蔵。最大の特徴は、新開発の「ACDrive」を採用したこと。これは、CD-R/RWメディアを利用し、ユーザーが専用ディスクを作成。プレイリストやジャンル、アルバム別などの様々なモードでの再生や、アーティストやジャンルなどの情報の音声読み上げなどを実現するというもの。

ファットノイズメディアマネージャー

 具体的には、付属するPC用の統合型音楽・映像管理ソフト「ファットノイズメディアマネージャー」を利用。同ソフトでは音楽CDをAAC/WMAフォーマットでリッピングできるほか、Gracenote CDDBを利用し、楽曲情報の取得が可能。タグ情報の編集などが行なえるほか、楽曲に関連した静止画の管理や表示も行なえる。

 また、ライティング機能も備えており、これらの情報を楽曲と合わせてCD-R/RWに記録できる。作成したディスクをL909のACDrive機能で読み込むと、通常のフォルダ構成だけでなく、ファットノイズメディアマネージャー上で作成したプレイリストやジャンル、アーティスト、アルバムなどのモードで再生が可能。関連静止画(64×64ドット)も表示できるほか、アーティストやジャンルなどの音声読み上げ機能「ボイスインデックス」も搭載。スムーズな選曲が行なえるという。

 なお、L909はMP3/WMA/AACファイルの再生に対応しており、メディアマネージャー以外で作成した、通常のCD-R/RWに保存した音楽ファイルの再生もサポートする。また、メディアマネージャーで作成したディスクも、ACDriveの独自機能は利用できないが、MP3/WMA/AACファイルを保存したCD-R/RWとして他の機種やPCで読み込める。

4,096色表示が可能な有機ELディスプレイを採用

 ディスプレイは4,096色表示が可能な有機ELディスプレイを採用。日本語の4行表示に加え、静止画も鮮やかに表示できるとしている。

 また、iPodに対応したカーオーディオ用インターフェイスユニット「KCA-iP500」(10,500円)にも対応。iPodと1本のケーブルで接続し、カーオーディオ側からiPodのコントロールが可能。アルバムやアーティスト、タイトル名などの日本語表示も行なえる。

 イコライジング機能としては、車のタイプやボディサイズを選択し、各スピーカーのサイズを設定するだけで、車種に合わせた音場補正を行なうという「サウンドマネージメントシステム」を搭載。さらに、SRS WOW DIGITALも採用。アンプ部の定格出力は30W×4ch(4Ω)となっている。


■ KSC-S9

KSC-S9

 2ウェイ、2スピーカーのサテライトスピーカーシステム。ウーファとツイータの振動板をインラインに配置することで、時間軸のズレを解消するという「UDレイアウト」を採用。ピラーとアシストグリップに設置するための、2種類の取り付け金具を同梱しており、幅広い車種に設置できるという。

 ウーファ部のユニットには、備長炭とPPのハイブリッド振動板を採用。同社は「天然ミネラル成分を多く含み、高い硬度を持つ備長炭を使用することで、歪みのないフラットな特性とスピード感あふれるクリアなサウンドを実現する」としている。

 ツィーター部には、PEIバランスドーム採用。特殊技術による改良を加え、ピークディップのないフラットな周波数特性を実現。なお、高域は70kHzまで再生でき、DVDオーディオなどの再生にも対応できるという。

 ネットワークも付属しており、純正スピーカーに追加するアドオン接続が可能。再生周波数帯域は120Hz~70kHz。インピーダンスは4Ω。外形寸法は111×122×122mm(幅×奥行き×高さ)。重量は420g。


■ KAC-6202

KAC-6202

 最大出力200W×2(2Ω)、定格出力60W×2(4Ω)のパワーアンプ。可変式のハイパス/ローパスフィルタを搭載しており、それぞれ50~200Hzの設定が行なえる。

 筐体はアルミダイキャスト。スピーカー入力も備えており、プリアウトの無いシステムとも接続できる。外形寸法は330×242×59mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2.8kg。

□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwood.co.jp/jhome.html
□ニュースリリース
http://www.kenwood.co.jp/j/press/press20050511_1.html

(2005年5月11日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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