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パイオニア、ウイスキー樽利用の「ピュアモルトスピーカー」
-サントリーが樽材供給。ベースモデル「S-A4SPT」


7月下旬発売

標準価格:39,900円(1本)


 パイオニア株式会社は、ウイスキーの樽材を利用した「ピュアモルトスピーカー」の第3弾としてブックシェルフ型の「S-A4spirit puremalt(S-A4SPT-PM)」を7月下旬より発売する。価格は39,900円(1本)。

 ウィスキーの樽材を再利用したスピーカー。樽材はサントリー株式会社から供給される。ウイスキー樽は、樹齢100年を超えるオーク(楢の木)で作られ、さらに半世紀以上の間、ウイスキー熟成に使用される。この樽材をスピーカーのエンクロージャーに利用することにより、伐採直後の新材では再現できない「暖かみのあるやわらかな音」が実現できるという。

 今回2001年より発売している、小型ブックシェルフスピーカー「S-A4SPT(S-A4spirit)」(14,490円)をベースに「S-A4spirit puremalt」を開発した。なお、ピュアモルトスピーカーは、'98年発売の小型ブックシェルフ「S-PM1000-LR」、2000年発売のトールボーイ型「S-PM2000」が発売されており、「S-A4SPT-PM」が第3弾となる。

 10cmウーファと、2cmドーム型ツィータから構成される、2ウェイ2スピーカーのブックシェルフスピーカー。エンクロージャは、ウイスキーの熟成に半世紀以上利用された堅牢なホワイトオークを採用。「不要な共振の発生を抑え、楽器のような響きを持つ樽材の特性により、表現力豊かな美しい音を再現する」としている。

 ウーファは、アラミド繊維をコーンとセンターキャップに仕様。素材を統一することで、「原音に忠実でクリアな音の再生を実現する」という。また、従来に比べて振動板の周辺強度を上げたことで、小音量から大音量まで再生できるダイナミックレンジが拡大した。

 ソフトドームツィータも高域特性を改善。ボイスコイルは高剛性アルミボビンを採用し、信号の伝達ロスを低減。高域再生限界を高めている。磁気キャップに磁性流体を採用することで、ソフトドームの滑らかな音質と、透き通るような音場再生を可能にしたという。

 再生周波数帯域は60Hz~40kHz。出力音圧レベルは84dB、最大入力は100W、インピーダンスは6Ω。クロスオーバー周波数は3,500Hz。外形寸法は154×213×246mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.7kg。OFCスピーカーケーブル(2m)などが付属する。

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.pioneer.co.jp/press/release488-j.html
□関連記事
【2001年8月8日】パイオニア、天然木仕上げの小型2Wayスピーカーとサブウーファ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010808/pioneer.htm

(2005年5月16日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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