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情報・通信機器やオフィス用品、セキュリティ用品、コンピュータサプライなどの総合展示会「ビジネスショウ TOKYO 2005」が東京・ビッグサイトで開催した。入場料は無料。開催期間は18日から20日までで、18日と19日は招待客のみ入場可能。一般公開は20日となっている。 会場は「モバイル&ネットワーク」、「デジタルドキュメント」、「ITビジネスソリューション」、「アドバンストオフィス」の4ゾーンにわかれており、インターネットやIP電話などを使った会議・通信システムや、情報漏洩防止技術など、主にビジネス関連の新技術・新製品の展示が行なわれている。出展社は約250社。来場予定者数約20万人を見込んでいる。
■ ロックリッジサウンド
ロックリッジサウンドジャパンのブースでは、4月25日に発表したメディアレコーダ、「VRX-02」の紹介を行なっている。展示されているのはモックアップだったが、会期後半には録画デモが行なえる稼動機体も展示される予定。 発表時はブラックモデルのみだったが、会場にはブルーやホワイトモデルも展示。カラーバリエーションも計画しているという。なお、発売は7月を予定しており、価格は15,800円程度を想定している。
ステルス戦闘機や宇宙戦闘機をモチーフにしたという独特のデザインが特徴。前面にSD/メモリーカードスロットを備えており、PSPやビデオプレーヤー「プレイやん」を搭載したゲームボーイアドバンスSPやニンテンドーDS、携帯電話向けの動画ファイルを、PCを使わずにメモリーカードに録画できる。
チューナは備えておらず、入力はコンポジット映像とアナログ音声(RCA)を各1系統、専用ケーブルを介して接続する。タイマー録画機能などは備えていないが、信号の入力を検知して自動的に録画を開始する機能を備えており、予約録画機能を備えたレコーダなどと組み合わせてタイマー録画ができる。 映像フォーマットはMPEG-4。音声フォーマットはG.726/AMR/AACをサポート。ファイルフォーマットは3GPP/3GPP2/ASF・MP4(メモリースティックビデオ含む)に対応。PSPモードで録画した際は、PSPのフォルダ構成を考慮したファイル作成も行なう。 録画モードはスーパーファイン(320×240ドット/30fps)、ファイン(320×240ドット/15fps)、ノーマル(176×144ドット/15fps)の3モードを用意。ビットレートは「現在設定を追い込んでいる途中で、7Mbpsを越えるレートなどもテストしている。再生機器の能力を考慮して、各モードで最適なレートを採用したい」という。なおマニュアルレートについては「ハードウェア的には可能だが、現在のところ予定していない」としている。
また、同社のブースではSDカード/メモリースティックの動画を、店頭の電子POPとして再生できる液晶ディスプレイ搭載のビデオプレーヤー「Pre-Pop」も展示。SDカード/MSスロットに加え、CFカードスロットも備えており内蔵メモリとしてCFを搭載可能。メモリーカードの動画をCFにコピーし、連続再生などが行なえる。動画フォーマットはMPEG-1/2/4、Motion JPEGをサポートする。 5.6/7型の液晶ディスプレイを搭載したモデルと、ディスプレイ無しのプレーヤー単体モデルの3種類をラインナップする予定で、顧客のニーズにより内蔵メモリ容量の変更なども行なえる。発売は7月を予定している。
■ ノバック ノバックのブースでは、17V型と20V型の液晶テレビを展示。「複雑な色作りや画像調節機能などを省き、チューナ、入力端子、液晶パネルなど、大切な要素のみをシンプルにまとめた」という製品で、低価格が特徴。なお、17V型は既にテスト販売を終了しており、49,800円で販売したという。20V型は年内の発売を予定しており、価格は未定。 いずれも地上アナログチューナのみ搭載しており、パネル解像度は20V型が1,366×768ドット、17V型が1,280×768ドット。コントラスト比は20V型が600:1、17V型が550:1。明るさはどちらも550nit。いずれもコンポーネント入力を備え、D4信号までの入力をサポート。Picture in Picture機能も利用できる。
また、ポータブルオーディオプレーヤーも2機種を参考展示している。SD/MMCカードスロットを備えたモデルと、フラッシュメモリ内蔵モデルで、どちらもMP3/WMAファイルの再生に対応。マイクも内蔵しており、ボイスレコーディング機能も備えている。 詳しい仕様は未定だが、SDカードモデルは「カードを付属せず、価格を抑えて販売する予定」(同社)。フラッシュメモリ型の内蔵メモリは、256~512MB程度を想定しているという。年末の発売を予定しており、価格は未定。
また、片側に4chスピーカーを内蔵した5.1ch USBサラウンドヘッドフォンも展示。C-Mediaの5.1ch用サウンドチップ「CM106」を採用しており、ヘッドフォンのみでバーチャルではなく、リアルな5.1ch再生が行なえるという。 ハウジング内部に独立した音室構造を採用し、片側4ch、計8chのスピーカーユニットを搭載。リアル5.1chに加え、バーチャル7.1ch再生もサポートするという。なお、デコーダは搭載しておらず、ドルビーデジタル/DTSのデコードはPCのDVDプレーヤー側で行なう。夏頃の発売を予定しており、価格は1万~1万5,000円程度の見込み。 なお、光デジタル入力モデルも予定。コントローラー部にドルビーデジタルなどのデコーダを搭載するため、USBモデルより若干コントローラ部が大きくなるが、ヘッドフォン部の仕様は共通だという。こちらは年内の発売を予定しており、価格は未定。
ほかにも、ハウジング内部でユニットが振動することで、「重低音の迫力をより強く表現する」というバイブレーション機能搭載のインナーイヤフォンも参考展示している。年内の発売を予定し、価格は未定。なお、参考展示されたポータブルオーディオプレーヤーとセットにして販売する計画もあるという。 また、クレードルを備え、iPodを載せるだけでiPodの音を再生できるアクティブスピーカー、2機種も展示していた。同一の筐体に2chのユニットとサブウーファを備えた2.1chシステム。年内の発売を予定しており、価格は「1万円を切りたい」(同社)としている。
■ そのほか 近藤株式会社のブースでは、同社が輸入販売代理を担当する米MANUFACTURERのiPod関連製品を展示。FMトランスミッタや、大容量バッテリ、シガーラーターアダプタなどをラインナップしており、日本での発売を予定しているが、具体的な時期や価格は未定となっている。
□ビジネスショウのホームページ
(2005年5月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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