|
Samsung Electronicsは19日、40型有機ELディスプレイを開発したと発表した。24日から27日までボストンで開催されるSociety for Information Display(SID)に出展される。 パネルサイズ40インチのアクティブマトリクス型で、解像度は1,280×800ドット。有機ELディスプレイでは、エプソンが2004年5月に4枚のパネル張り合わせで、40型を実現していたが、1枚パネルでは今回のSamsung発表品が世界最大となる。 コントラスト比(白-黒)は5,000:1、輝度は600nits。HDクラスの解像度を有しながら、バックライトなどが不要のため、厚み3cm以下の超薄型テレビを実現できるという。また、有機層のアクティブ駆動回路基板に、液晶ディスプレイで広く利用されているアモルファスシリコンTFTを採用することで、量産性とコスト競争力の向上を図っている。 製造はマザーガラス730×920mmの同社の第4世代ラインを利用した。同社LCD R&DセンターのKyuha Chung副社長は「40型パネルの開発は、我々のフラットパネル市場の確固たる地位を、将来にわたり確約するものとなる。大きな成功を収めたTFT-LCDと同様に、市場で早急にリーダシップを取ってゆく」とコメントしている。
□Samsungのホームページ (2005年5月19日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|