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株式会社マランツ コンシューマー マーケティングは、米AudioQuestのスピーカーケーブルを6月に発売する。「ジブラルタル2」と「ロックフェラー」の2モデルを用意し、3mペアでの価格は、ジブラルタル2が153,000円、ロックフェラーが105,000円。 どちらのモデルも、1本のケーブルに高域用と低域用の2本の導体を内蔵した「ダブル・クァッド・へリックス構造」を採用したスピーカーケーブル。左右の導体は内部で分離して配置されているため、各帯域の相互干渉が無く、シングル・バイワイヤ接続に適しているという。 ジブラルタル2は、36Vのダイエレクトリック・バイアス・システム(DBS/誘電体バイアス・システム)を標準で装備した。これは、ケーブルの誘電体を比較的高いDC電圧の場に置くための仕組みで、ケーブル中心に配置された陽極用ワイヤーを、ケーブルに取り付けたDBS電池パックの+側に接続。誘電体物質が帯電状態で安定した状態を作り出し、長時間使用しなかった場合でも、エージングを経た最良のパフォーマンスを発揮するというもの。
また、ブレイド(外皮)構造の採用により、制振効果を高め、音質改善を図った。さらに、新型ターミナル「PK(プリペアード・キット)スペード/バナナ・ターミナル」を採用しており、接続する機器に合わせて選択可能。導体にはソリッドPSC(パーフェクト・サーフェス・カッパー)+を8本使用している。
ロックフェラーもシングル・バイワイヤに最適化したスピーカーケーブル。従来モデル「ベッドロック」からの改善点は、36V DBSの標準搭載と、高域用の導体に新PSC+を採用したこと。さらに、ブレイド構造の採用による、音質改善や、PKスペード/バナナターミナルの採用などが図られた。導体としてソリッドPSC+/PSC/LGCを8本使用している。
□マランツ コンシューマー マーケティングのホームページ
(2005年5月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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