JEITA、2005年5月の電子機器国内出荷を発表 －液晶テレビの出荷台数が初めてCRTを上回る

国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、2005年5月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。映像機器が好調で、全体の出荷金額は前年同月比107%と伸長し、1,629億円。18カ月連続のプラスとなった。

　映像関連では液晶カラーテレビやPDP、DVD録再機などが好調で、前年同月比105.1%の966億円と23カ月連続のプラスとなった。

　音声関連機器は、前年同月比106.2%の150億円となり、2000年3月以来5年3カ月ぶりにプラスとなった。JEITAでは「これまでは市場を牽引するリーディング商品の不在により低迷していたが、デジタルオーディオプレーヤーなどが伸びたため」と分析している。

　カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、56万台で前年同月比102.6%。CRTは減少傾向にあるが、液晶テレビとPDPは前年を上回った。CRT、液晶、PDPの台数構成比は42.8%、52%、5.2%となり、液晶が初めてCRTを逆転した。

　DVDビデオは、前年同期比103.1%の44万6,000台。DVD録再機は22万2,000台、録再機の83%を占めるHDD内蔵型は同130.3%と、高い成長を続けている。再生機は同95.8%と、3カ月連続でマイナスとなった。

　ビデオカメラは同96.1%の8万2,000台で4カ月連続のマイナスとなった。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□2005年5月国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2005/ship_05.htm
□関連記事
【3月23日】JEITA、2005年3月の電子機器国内出荷を発表
－2004年度の出荷実績は277万3,000台
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050425/jeita2.htm

(2005年6月23日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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