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オリンパス、カラー有機EL搭載のオーディオプレーヤー
-「m:robe」にフラッシュメモリモデルを追加


7月下旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


左から「MR-100」、「MR-F20」、「MR-F10」(ホワイト)、「MR-F10」(ブラック)

 オリンパスイメージング株式会社は、オーディオプレーヤー「m:robe」シリーズにフラッシュメモリモデルを追加。1型カラー有機EL搭載の「MR-F10」を7月下旬に、FMチューナ内蔵1.1型有機EL搭載「MR-F20」を8月下旬に発売する。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.x/X 10x。

 MR-F10には512MBモデルと、1GBモデルをラインナップ。本体カラーは、512MBモデルにブラックとホワイトの2色、1GBモデルはブラックのみを用意する。MR-F20は、512MBモデル(ホワイト)の1モデルのみの展開となっている。価格はオープンプライスだが、MR-F10の512MBモデルは17,000円前後、1GBモデルが22,000円前後、MR-F20が2万円前後の見込み。月産台数は「MR-F10」が1万台、「MR-F20」が9,000台の予定。

 今回の製品は、デザインを日本のオリンパスイメージングが、設計は韓国のOlympus Koreaが担当している。なお、韓国では「MR-F10」、「MR-F20」、「MR-F30」の3製品をラインナップするが、日本ではF30の発売は予定されていない。また、HDDモデル「MR-100」、「MR-500i」は今後も併売される。

 同社ではフラッシュメモリタイプの製品の投入について、「より身近に音楽を身に“まとって”、より身近に音楽“触れて”もらえるよう、『Touch the Music(音楽に触れる)』というコンセプトに基づき、m:robeシリーズらしいシンプルなデザインを追求しながら、多機能ながらも小型・軽量化で、更なる携帯性、利便性を追求した」と説明している。

 また、HDDモデル「MR-100/500i」は、音楽ファイルの転送に、専用アプリケーション「m:trip」が必要だったが、「MR-F10/F20」はストレージクラスに対応し、ドラッグ&ドロップで転送できるようになった。さらに、Windows Media Playerからも直接転送が可能だが、「m:trip」と連携することはできない。

●「MR-F10」

 MR-F10は、鏡面蒸着を使用した表面処理を施した、ネックレスタイプのデザインを採用。外形寸法32×15×65mm(幅×奥行き×高さ)、重量25g(内蔵バッテリ含む)で、「約65,000色のカラー有機ELディスプレイ付きでは世界最軽量モデル」(同社)としている。

 再生対応フォーマットはMP3、WMA、OGGで、WMAのDRMにも対応している。なお本体の有機ELディスプレイには、ジャケット表示や、画像表示機能などはない。音質調整機能としては、SRSの「WOW」を装備するほか、4種類のプリセットイコライザー「ROCK/JAZZ/CLASSIC/POP」を搭載し、2つのユーザー設定も可能となっている。

 さらに、MP3形式でのダイレクトエンコーディング機能も搭載。自動シンクロ機能により、音楽を記録する際に、無音部分を検知して、曲ごとにファイルを区切って保存することもできる。またマイクも内蔵しており、MP3形式(モノラル)で、ボイスレコーディングも行なえる。

 PCとの接続はUSB 2.0で、USB端子はMini-B。充電もUSB端子経由で行なう。バッテリはリチウポリマーを内蔵し、再生時間は約10時間(MP3)となっている。ネックストラップ兼用イヤホンや、USBケーブル、ミニUSB変換アダプタ、LINE-INケーブルなどが付属する。

●「MR-F20」

 MR-F20は、m:robeシリーズのコンセプトカラーである「白」を基調とし、電源を入れた時に赤く浮かび上がる操作キーとブラックフェイスなど、MR-100との統一感が強調されている。外形寸法は34×14×63mm(幅×奥行き×高さ)、重量32g(内蔵バッテリ含む)。

 再生対応フォーマットはMP3、WMA、OGGで、WMAのDRMにも対応している。なお本体の有機ELディスプレイは、ジャケット表示には対応していないが、JPEG画像をPCから転送して表示することができ、スライドショー機能も搭載している。音質調整機能はF10と同じで、SRSの「WOW」を装備するほか、4種類のプリセットイコライザー「ROCK/JAZZ/CLASSIC/POP」を搭載し、2つのユーザー設定も可能となっている。

 録音形式はWMAで、ダイレクトエンコーディング時には、自動シンクロ機能により無音部分を検知して、曲ごとにファイルを区切って保存することが可能。またマイクも内蔵しており、WMA形式(モノラル)で、ボイスレコーディングも行なえる。さらに、FMチューナも内蔵しており、WMA形式で録音できるほか、予約録音にも対応している。

 PCとの接続はUSB 2.0で、USB端子は専用端子。充電もUSB端子経由で行なう。バッテリはリチウムポリマーを内蔵し、再生時間は約11時間(MP3)となっている。FMラジオのアンテナとしても機能するステレオイヤフォンや、USB/LINE-INケーブル、ストラップなどが付属する。

【主な仕様】
MR-F10MR-F20
メモリ容量 512MB
1GB
512MB
FMチューナ
再生フォーマット WMA 32~192kbps
MP3 16~320kbps
OGG 16~320kbps
WMA 32~192kbps
MP3 16~320kbps
OGG 16~512kbps
録音フォーマット MP3(ステレオ) 64/96/128/192kbps
MP3(モノラル) 32/64/96/128kbps
WMA(ステレオ) 64/96/128/192kbps
WMA(モノラル) 32/64/96/128kbps
ディスプレイ 1型有機EL
96×64ドット、約65,000色
1.1型有機EL
96×96ドット、約65,000色
表示可能言語 日本語、英語、韓国語、中国語(簡体、繁体)
JPEG表示
連続再生時間
(MP3 128kbps)
10時間 11時間
充電時間 3時間
PCインターフェイス USB 2.0
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
32×15×65mm 34×14×63mm
重量
(内蔵バッテリ含む)
25g 32g
発売時期 7月下旬 8月下旬
店頭予想価格 17,000円(512MB)
22,000円(1GB)
20,000円

□オリンパスのホームページ
http://www.olympus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2005b/nr050706mrobej.cfm
□「MR-F10」製品情報
http://olympus-imaging.jp/lineup/nplsol/mrf10/index.html
□「MR-F20」製品情報
http://olympus-imaging.jp/lineup/nplsol/mrf20/index.html
【4月14日】オリンパス、オーディオプレーヤー「m:robe MR-100」に新色
-パールピンクとラグーンブルーの2色を追加
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050414/olympus.htm
【2004年11月24日】オリンパス、六本木ヒルズで「m:robe」体験イベント
-川原亜矢子のトークショーも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041124/olympus.htm
【2004年11月19日】【デバ】VGAタッチパネル液晶を搭載したHDDプレーヤー
ミュージック/フォトリミックス機能が新しい「m:robe」(MR-500i)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041119/dev093.htm
【2004年10月13日】オリンパス、デジカメ/3.7型カラー液晶搭載HDDプレーヤー
-1インチ5GB HDD搭載小型モデルも用意
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041013/olympus1.htm

(2005年7月6日)

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


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