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有限会社アースソフトは、1080i(1,920×1,080ドット)のD3映像をハードウェアで1,280×720ドットに縮小、独自のコーデックでキャプチャするPCI接続のハイビジョンキャプチャカード「PV2」を7月25日に発売する。価格は16,800円。対応OSはWindows 2000/XP。月産10枚を予定しており、販売目標は半年間で60枚。 なお、同社のUSBオーディオインターフェイス「UA1」、もしくはキャプチャカード「PV1」の利用者をユーザーとした先行発売を6月30日から実施している。キャンペーンの一環として行なわれているもので、9月30日までの期間中には、特別価格としてUA1ユーザーには15,800円、PV1ユーザーには14,800円で販売される。また、PV1とPV2のセット品も24,800円で用意。さらに、PV1は6月30日から12,800円(従来価格:20,790円)に値下げされている。
D3端子を備えたキャプチャカード。1080i映像の入力に対応しており、入力された1,920×1,080ドットの映像をカード上で1,280×720ドットに縮小。独自のハイビジョン用コーデック「DV-720」でソフトウェア圧縮を行なう。 また、フリーソフトのAVIファイル加工・編集ソフト「AviUtl」で、PV2で作成したDVファイルを読み込むためのプラグイン「EARTH SOFT DV.aui」を同梱。MPEG-4など、AviUtlが対応するフォーマットへ変換できる。また、480i/480pでのキャプチャも可能。コーデックはDV-SDとDV-480も利用できる。DV-480とは、480p向けに音声サンプル数の記録方式を変更したもの。 フルHD解像度を縮小する理由について同社は「PC用のディスプレイとして、ハイビジョンをそのまま表示できるフルHD解像度のパネルを採用したディスプレイを利用している人は少ない。そのため、一般的なSXGAモニタの解像度である1,280×1,024ドットにフィットするよう、1,280×720ドットを採用した」と説明している。 キャプチャには独自の専用ソフトを利用。1つのキャプチャファイル内で4:3/16:9などの異なる画角の混在が可能。追いかけ再生機能やインターレース解除機能も備えており、PC用モニタで高品位な映像表示が行なえるという。 必要動作スペックは、480iキャプチャ時でPentium 3 800MHz以上(録画のみ)、1.2GHz以上(録画+追いかけ再生)。480p/1080i時は2GHz以上(録画のみ)、2.8GHz以上(録画+追いかけ再生)が必要となる。なお、周波数はいずれもPentium 3の場合。ソフトウェアはSSEに対応しているが、Pentium 4には最適化されていない。また、デュアルCPUの場合は合計周波数の90%が目安となる。 録画予約ソフトも同梱し、最大40番組が登録でき、予約時間になるとPCの休止/スタンバイ状態を解除し、録画終了後に休止させることもできる。
入力端子はD3とS1映像を各1系統、アナログ音声を3系統用意。なお、S映像端子は7ピンのミニDINとなっており、ユーザーが別途分配ケーブルを製作すれば、S映像入力2とコンポジット入力を追加することも可能。コネクタの資料も同社のページで公開している。
□アースソフトのホームページ
(2005年7月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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